第5話
「決意」
家に着くと同時にたくさんの涙が溢れた
悔しさもあった。
今まで騙されていたことにも気づかず
二人の前で笑ってた。
(なんてバカなんだろう)
そんなことを思っているとまた携帯が鳴った
携帯に目をやると相手は「翔」だった
私はなるべく平然を装い電話に出た。
私 「もしもし? どうしたの~?」
翔 「おう!ずっと家にいて暇だったからさ!遊び行かない?」
(嘘だ・・)
私はそう思いながらも普通に返事をした
私 「そうなんだ、いいよ! 会おう。」
翔 「おっけい!それじゃ駅で待ち合わせな!」
私は涙を拭きすぐに駅に向かった。
どんな顔して会おうか・・そんなことを考えてた
内心会ってすぐに罵声を浴びせたい気持ちだった
でもそれじゃ自分が惨めな気がした。
かなこも翔も私のことを笑ってるに違いない。
とにかく今は・・何も気づいてないフリをしよう
そんなことを考えながら私は駅に着いた。
そのあとすぐに翔もやってきた。
翔 「よう!どこ行こうか?」
私 「ん~後でかなことご飯行くから近場で遊ぼう。」
翔 「そっか!なら久しぶりにスタバでも行って話すか!!」
そう言い私たちは近くのスタバに入った
翔は私がかなこの話をしても表情一つ変えなかった。
私がすべてを知っているなんて思いもしてないのだろう。
翔 「ルナと結婚したら幸せだろうな~w 俺お前とならやっていけそうな気がするw」
なんて平然と話してる。
(私なめられてるな・・)
そう思った
どうにか復讐はできないのか
翔の話を聞きながらそんなことを考えてた。
このまま私一人不幸なまま終わるのか・・
そんなの嫌だ
私はこの時に決めた
絶対二人より幸せになってやると
偽りの人生 I.M @I_M_K4
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