【2話】とりあえず、脱ぐか。
16歳の誕生日にメイドさんをもらった。
可愛すぎるメイドさんは黒服の人たちに木箱から出され、俺の部屋のベッドで寝ている。
「俺の部屋に.....可愛いメイドさんが.......寝ている......」
そう。無防備に。
見ればわかる状況を俺はあえて口に出して言う。
この状況は、かなりやゔぁい。
考えるだけで興奮してきた。
「待て待て待て。落ち着け。16歳、童貞、
部屋に女の子がいる。
しかも、この子は俺のメイド。じゃぁ。
何をしても........!?」
俺は部屋で絶叫しながら思考を巡らせる。
落ち着かない。
どうする?どうすればいい?
部屋を何度もぐるぐる回り考える。
考えて出てきた結果は。
「.......とりあえず、脱ぐか。」
脱ぐしかなかった。
そうだ。とりあえず脱ごう。
脱げば、全てわかる。
そして俺は上も下も全てを音速で脱ぎ捨てる。
「よぉ。
ビンビンでしたね。
ここからだ。
寝ている女の子をどうすればいい?
まずは焦らずキスでしょうか。
童貞、俺、わかんない。
いや待て。なんで手を出す前提なんだ。
落ち着け。性欲で物事を考えるな。
ゆっくり深呼吸をする。
深呼吸はいい。思考がクリアになる。
これでいい案が出るはずだ。
「よし。とりあえずこの子の服を脱がそう。」
いい案が出た。ヤろう。ヤってしまおう
考えがまとまり、メイドさんが寝ているベッドへ向かう。
メイドさんの上にまたがり、顔をじっくりと見る。
やっぱり可愛いなぁ。舐めまわしたい。
可愛らしい寝息が聞こえ、俺の興奮が高まる。
顔が緩む。まずはキスだ。ファーストキスをここで捨てる.....!!!ついでに童貞も......!!
俺は少しずつ顔を近づける。
心臓がこれまでにないほど早く脈打つ。
その瞬間。
目があった。
そう。メイドさんと。
「...............」
「...............」
「おはよう」
「おはよう.....ございます....?」
俺は満面の笑みで挨拶をする。
メイドさんは全くと言って状況が分かっておらず、
困惑している。
うん。可愛い。声も可愛い。
「あの......」
「なんだい?」
「ここは.......?」
「俺の.....家だね」
メイドさんを怖がらせないように、
紳士な態度で受け答えする。
「はい。」
「うん。」
「なんで......裸なんですか......?」
「暑かったんだ」
「今、4月ですけど.....」
「暑がりなんだよ」
「なんで私の上にまたがって......?」
「温めてあげようと思って」
「なんで.....ですか?」
「今日は寒いからね。」
「暑いんじゃ!?」
この子は勘が良さそうだ。
色々とバレそう。そうだ。
こう言う時こそあえて堂々とするんだ。
正直にいえばなんとかなるはず。。。。。!
「君と子作りがしたいんだ。」
「おまわりさぁああああああああああああああああああああああああああんんんんんん!」
「よし分かった!ちゃんと話し合おう!話し合えばわかる!!!!!!!!」
二つの絶叫に近い声が朝の静かな住宅街へと響いていた。
俺のメイドがかわいい。 犬神(╹◡╹) @dogGOD
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