周りには塩対応なヒロインが俺にだけ的なサムシングに出てくる俺くんの身を案じる集い
先日ある方と「無条件で好きになってくれるヒロインに魅力を感じない」的な話になったのですが、その類が好きだと云う層もタイトルや絵柄から直感的に弾き出される自身の"及第点"を当該作品がクリアしているから「好き」なだけであって、別にヒロインそのものに魅力を感じているわけではないんよなーということに気づいた。
どうもお久しぶりです、姫乃只紫です。
そんな前振りと関係あるような無いような話をします。
周りには塩対応なヒロインが俺にだけ的な作品に触れていると、如何せん「店員に当たりが強いタイプの彼氏」が脳裏を過ぎる人なので、十中八九塩対応の矛先はいずれお前に向くと思うのだけれど、俺くんはホントにその女でいいのか? とか考える杞憂民になってしまう。
加えて、もしヒロインが俺くんにだけやさしくしている状況を周りに見せているとしたら──。「何でアイツだけ」と周りから反感を買わせる→俺くんを孤立させる→ヒロインしか心の拠り所がなくなるとかいうもはや新興宗教が信者を逃さないためにやる手口顔負けなので。ますます俺くん大丈夫か? 陶器とか売りつけられたりしてない? という杞憂民と化してしまう。
とはいえ、主人公を取り巻く既存の人間関係を尽く断ち、恋愛対象という名の依存対象を一択に絞ってくるタイプのヒロインが嫌いかと云われたらそうでもないので。
周りには塩対応だけど俺にだけ的なヒロイン、一周回って魅力的に思えてきた次第。
ところで、ツイートを読み返して「宗教団体がよくやる手口」
新興宗教は信者に宗教勧誘をさせるわけですが、アレは何も本気で信者を増やす目的でやっているわけではない──らしい。
アレは宗教勧誘をさせることで、「あの人あんなことやってる。もう近寄らんとこ」と友人や親戚に思わせることでその人から距離を取らせる、社会的に孤立させることが目的であるとのこと。
で、社会的に孤立してしまうと必然心の拠り所は所属団体一択なので。宗教勧誘をさせることで脱退が難しい状況(≒心境)を作り出しているらしい。
宗教勧誘については、以前から「あんなので信者増やそうとか非効率過ぎない?」とか思っていたのだけれど、この辺りの狙いを知るとただただ抜け目ないなぁと云うより、これまた一周回ってもはや感心してしまうのでした。
今回はそんな感じ。ではまた。
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