後悔しない選択をするために【ポジティブナルシストのすゝめ】
おすすめ作品集をはじめてからというもの、それまで接点のなかった作者様の作品にお邪魔しては、レビューだけを残してすっと立ち去る──というムーヴをよくカマしている。
これはまあ、
たとえば「応援コメントには必ず返信しなければならない」なんてルールこそないにせよ、「作者からの返信」という機能が備わっている以上、あれは作者と読者が作品を通じて交流することを前提としたシステムじゃないですか。
その点レビューにあるのは、グッドボタンだけ。ボタンが押されればデフォで通知届く仕様にはなっていますけど、特段作者とレビュワーの交流を促すシステムにはなっていない。
うん、つまり何が云いたいかというとですね。
これといってフレンドリーに振る舞うでもなく、レビューだけ残して颯爽と立ち去ってゆくってカッコよくない?
何か──ストリートアーティストみたいじゃない? ステンシルとスプレーで作品を描いたら、捕まる前にソッコー消えるみたいな。しかも、こっちは器物破損に当たらない完璧合法だしね。貰った作者さん側もお気に召さなかったらボタン一つで"清掃"できるわけだし(ちなみにストリートアート界隈で活躍したアーティストだと、私はバスキアが好きです。どれくらい好きかというとバスキアとKOMONOのコラボ腕時計を持ってる程度には好き。ただ、不慮の事故により破損したため、現在は私室の一角でオブジェと化しております)。
そう、あえて作者に語り掛ける「応援コメント」ではなく、その作品を未だ見ぬ読者に語り掛ける「レビュー」を選ぶことで、自身のミステリアス性をより高めようとしてるんよね。だって、幾分ミステリアスな方が私はカッコイイと思っているから。
気分はさながらバンクシーよ──と云いたいところなのだけれど、そこはやっぱりね、本気で正体不明を気取る覚悟はないというか、自身について言及しているツイートを見かけると、ほぼ反射でRTしちゃうよね(笑)
これは主観なのだけれど──そもそもRTすることに拡散の意図ってそんなになくて。
大抵の人は、そのツイートを"トロフィー"として自分の"手許"に飾っておきたいからRTしているんですよ。
だから、含蓄ある系のツイートRTする人ってアレ心理的に何がしたいのかというと、皆もこれを知ってくれ~! というよりか、私はこれが理解できる、私はこの価値観・思想に共感できる類の人種である──それを外に示す"証"としてRTしてるんですよね。
兎角、姫乃只紫は
たとえば私この人新参っぽいなー、努力してるんだろうなーという方の作品に向けて優先的に感想投下することが多いのだけれど、これヘルパーズハイ(誰かの役に立ったという実感を得ることでモチベがブーストする)狙いなところもある一方で、単純にカッコイイと思うからやってる。
「私の作品お返しに読まなくてもイイですよ^^」って云ってるのも、その方がカッコいいと思うから云ってる。ただ、この云い回しをするのには別に理由があって──ちょっと残酷なこと云うけど「あなたの作品の続きを100%読みます」とは断言できないじゃない?
私、自分なりにキリの良いところまで読んで感想残したら、以降放置っていうのざらにあるから。というか、経験則に基づくとそれが八割占めてるから。
あなたの作品をこれからも追わせてもらうねっていう約束ができないからこそ、無理に読まなくてもいいですよって云ってることをどうか理解してほしい。
で、カッコいい
前者は「分析」に重きを置いているわけじゃないですか。数字と一口に云っても全ての数字を鵜呑みにすればいいわけじゃなくて、信じるに値する数字を厳選しなくちゃいけない。どのみち努力は要する。それこそ、とりあえずウケやすいジャンルでデビューして、ある程度自由が許される立場になったら書きたいものを書こう──みたいな「戦略」としてそのあり方を受け容れている人だってたくさんいるだろうしね。熱意の方向性が違うだけで、双方カッコいいじゃん。
自分がカッコいいと信じるものに違いがあるだけじゃん。
何かしらアクション起こす前に「待てよ? 俺は、今からしようとしているこれを本当に心の底からカッコいいと思っているのか? 終えたあとにカッコいいと思えるのか?」と問うのって、それで適切な判断かできるかどうかは別として、後悔しない選択をする上で結構重要。
あなたは自分がどんなアクションを起こしたとき、どんな役割を全うできたとき、「自分最高にカッコ良くね?」と思いますか? よかったらコメント欄に書いてみてね(YouTubeでよく見るテンプレコメント増やし)! あと明日か明後日小説書きます。明日か明後日新作投稿しますではなく書きますという謎過ぎる報告。ではまた~。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます