長四角の光る板 『疑心暗鬼の闇に 改訂版』
【作品情報】
『疑心暗鬼の闇に 改訂版』 作者 縋 十夏
https://kakuyomu.jp/works/1177354054917578551
【紹介文】
※リハビリに書き上げたものです。純文学をイメージしての創作になります。また縦読み推奨作品になります。改行に関するご意見はお断り致します。誤字・脱字指摘につきましては後日修正を入れさせて頂きますので出来れば、教えて下さると嬉しく思います。加えて、物語としての質を高める為のものに関しましては注文が多いことかとは存じますが、お願い致します。
拙作『疑心暗鬼の闇に』に加筆したものです。何度も出したり、引っ込めたりして申し訳ありませんm(_ _)m
改めてこの作品の面白さを私なりに分析してみようと思う。
作中に「長四角の光る板」って表現が出てくるんですよ。前後の文脈から判断すれば、これがスマホを示しているってことは容易にわかるんですが。
これね──普通は思いついても書かない。
思いついてもってところがミソで、こんなの絶対思いつかないよ~じゃあないんだよ。私、小説は基本それを書いている作者さんの立場になって、自分だったらここはああするこうするみたいなことを考えながら読むのが好きなんですけど、この「長四角の光る板」って表現に滅茶苦茶引っ掛かりを覚えて。
というのも、私が縋さんの立場だったら、絶対こうは書かないんですよ。仮に書いたとしても「いや、お前長四角の光る板って(笑)」とでも呟いて三秒後には「携帯電話」とか「携帯端末」とか無難な表現で埋めてると思う。
だから、これはあくまで私の主観に過ぎないのだけれど、この「長四角の光る板」を見たとき「ああ、この人ガチで十代なんや」って思った。
一度そういう見方を覚えると、ところどころ確かに十代っぽい(これは何も稚拙という意味合いで使っているのではない)言葉選びなんだけど、引いて見ると文体・作風としては良い意味で古式ゆかしい印象を受けるんだよね。このアンバランスな感じがこの人の魅力なのかなーって(実際堅苦しい文章の中に意図してやわらかい単語を混ぜ込んで個性を強調する人とかいる)。
ちなみに私は仮に自分の好きな人が推してる作家だとしても、自分にとってそうでもなかったらフツーにスルーする人なので。単なる"ご近所付き合い"で応援しているわけじゃないんだよーという点はどうかご理解いただきたく。
あとちょっと話は変わるのだけれど、所謂純文学って読者の好きに解釈できるというか、そもそも無理に解釈しようとする必要ある? みたいなところがあると私は思っているので。捉えようによってはある意味ラノベより敷居低くね? とさえ思うのだが、いかがか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます