姫乃只紫というキャラクター【あなたの役割とは】

 もし小説投稿サイトという場がなくなったとしても、それなりの頻度で繋がることのできる、何なら何かを一緒に創り出すことのできる創作フレンズに出会えてたらいいね──くらいのノリで小説投稿サイトに舞い戻って来ましたよ(正確にはなろうからカクヨムへやって来ましたよ)的なことを去年の暮れ、Twitterでつぶやいたようなつぶやいていないような気がするわたくしですが。


 ここ最近、「ああ、戻って来て良かったんだなー」と思っている。


 私は他人に励ましの言葉を贈るのが大の苦手、だから小説を書くことにしているみたいな話を以前(EX.君は君が勝手に君のやりかたで幸せになれる。『君の神様になりたい。』参照)したと思うのだけれど、私なりにもう一つアプローチの仕方があって。

 こういうおすすめ作品集で紹介されてたらさ、人によっては見に行ってくれるじゃん。行って、その書き手の人となりを知ってくれるじゃん。何かよくわかんないけど、今この人大変なんだなってことは大体察するじゃん。そしたら寄り添うのが上手な人は声かけるじゃん。そんな感じでいっかなーって(もちろん時間を注ぐ価値があると判断したから紹介したという点はどうかわかってほしい)。

 なろうにいた頃はね、そういうシーンで直接メッセージを送れない自分の不器用さに何だかなーとモヤモヤすることもあったけど、今となっては適材適所と云うか、各々自分に向いている役割をこなせばいいじゃない、全ての歯車を自分一人の力で回そうとしなくていいじゃないと思っている。

 ちょっと云い訳っぽく聞こえるかもしれないけれど、たとえば気落ちしている誰かに対して、それを感じ取った十人中十人が「大丈夫?!」って声かけに行ったらさ、来られた方それなりに嬉しいっちゃあ嬉しいと思うけど、正直しんどくない? 人数問わず誰かが自分に声かけて来てくれたら「あー、今私はこの人の時間を奪ってしまっているなー。申し訳ないなー」って少なからず思ってしまうところあるじゃん。それが単純計算で×10になることを考えたらさ、素直に重たくない?

 

 だから──こういう後方腕組何とやらみたいなポジションのキャラが、コミュニティにいたって良いと思うんよな。


 うん、実際「知らせる役」はコミュニティに要るでしょ。知られていないと云うことは、存在しないことと同じなんだから。アレは何も創作物に限った話ではないのだから。

 最初はねー、もうちょっと小綺麗な感じでいくつもりだった。初期只紫(何だよ初期只紫って)から応援コメントを書かれた経験のある方ならわかると思うけど──アレ初対面だから特別畏まって接したっていう部分も当然あるんだけど、当時はね、アレで行こうとしてた。綺麗な姫乃只紫で渡り歩いてゆく予定だった。なろうのキャラが──あんまり綺麗じゃなかったからね。具体的には云わないけど、結構やらかした(笑)

 ただねー、活動を進めていくにつれて──流石にお名前は出さないけれど、愛されの権現と云うか、なろう時代の私が頑張ってこういうロールをプレイすっぞーって、ひそかに掲げていた理想像をまんま顕現したみたいな存在に出会ってしまってですね。

 これは二番煎じだな──と。YouTuberでもそうじゃないですか。今教育系YouTuberがアツい! と云っても「よぉし、じゃあ俺も!」って後追いのノリだけでそこへ飛び込んだって埋もれるの目に見えてるじゃないですか。二番煎じがオリジナルに勝つ手段って、あらゆる方面からそのオリジナルを上回る以外ないんですから。

 

 結果、後方腕組何とやらみたいなロールを果たしてゆく方向で落ち着いた──のだろうか。


 うん、落ち着けた──気がする?(行き場のない疑問符)

 さて、話題はちょっと変わるのだけれど、一時期宣伝している側にも宣伝されている側にも大してメリットねぇなコレ──という理由から、作品を読んだ感想ツイートを控える傾向にあったのですが、私の負担にならない範囲でなら再開しても良いかなーと。

 長文になったらこっちで転載すればいいだけの話だし(所詮つぶやきはすぐ流れてしまうからね。ぶっちゃけ数千数万単位のふぁぼりつでもされない限り、"宣伝"としてはマジで無意味だと思っている。せいぜい作者のモチベには若干貢献できるかなって程度)。現状ただのレビューまとめと化しているけれど、おすすめ作品を紹介するにあたってこうでなきゃダメだなんてルールなんてないから。Twitterで発信した感想に、何かしらプラスアルファしてまとめてもいいと思うし。

 この辺りの心境の変化については、効率化って大事だけど全てにそれを持ち込んでしまうのは何か違うかなと思ったから、ちょこっと方針を変えてみただけ。云うてSNS浮上率を上げるつもりはないのだけれど。ではまた~。


※追記

 オリジナルの後追いって、きっかけがそもそも人気にあやかりたいというあまりに弱々しいものなので。万に一つオリジナルを凌駕したところで、何とも云えない喪失感がつきまとうんですよ。だから、憧れとか畏敬の対象がいること自体はすごく良いことだと思うのだけれど(実際畏敬の念を抱くことで集中力とストレスレベルが最適化されるという話もあり)「この人"みたい"になりたい!」ならまだしも「この人になりたい!」と思ってする努力は正直むなしいし、しんどい(あなたにしか表現できないものがあるかどうかは知らんけど、なりたいものは人それぞれでしょうて)。

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