無題(Twitterからの転載)
大器晩成って四字熟語、意味はもはや云わずもがなだろうけど、アレ正しくは大器"免"成なんじゃね? って話があって。そうなると「完成を
人によって何を"完成"とするかは様々だと思う。たとえば創作アカウントなら自作の出版を一つの"完成"として目標に掲げている人だっているだろうし、目の前の連載小説の"完成"を日々頑張っている人だっていると思う。
ただ、完成を迎えたら誰もが手放しで喜べるかって云われたらこれはそうとも云えなくて。好きを仕事にできたら幸せに違いない、そう信じて歩んできたけれど、いざ仕事にしてみたら「あれ?」ってなるやもしれない。好きだと一途に信じてきたものが案外好きじゃなかったって気付いてしまうかもしれない。好きな仕事と向いてる仕事ってイコールじゃないからね。
ただ、大器はそう簡単には"完成"してくれそうにないので。
私なんて某所で述べたように小説書くの大して好きじゃないけど、浮かんだアイデア頭の中に放置してたら、何だか気持ちが悪いから。「しゃーねーなー」って思いつつ書くことあるもの。
思ったほど好きじゃなかった。むしろ嫌いなくらいだった。
だから、もう二度とそれはやりませんッ!って断言できるほど単純じゃないからさ。
「作品を読まれることがよくわからない」とかそういう気分になるとなんとなく自分がそこで"完成"してしまったような、これからもこの状態が続くんじゃないかって。ただ頭の隅っこでは「いやいやそんなことねぇだろ」って案外冷静な自分もいたりなんかして。とにかく今は何が不安であるのかさえもよくわからない状態かもしれないけれど、やっぱりそう簡単に人の状態って完結するものではないと私は思ってるから。これでもう自分は完成したって思わない限りは、完成してくれるものではなさそうだから。移ろってゆくものだと思うから。
別に前を向いて歩き出せって話じゃなくてさ、ただ移ろうのを待つばかりみたいな時間があってもいいんじゃない? 私はあなたにはなれないけれど、あなたの傍にいる人の気持ちだけは、ちょっとだけわかるつもりでいるよ。
※「コレ何も考えず大器免成から書き出したらどこに向かうんだろう」というふとした疑問から行動に移した結果がご覧の有様である。
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