キャッチコピーもそうだが作者名のクセが強い 『Q.この小説が数学的に正しいことであると証明せよ。』
【作品情報】
『Q.この小説が数学的に正しいことであると証明せよ。』 作者 ちびまるフォイ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896575958
【紹介文】
「~~であることを求めよ」
求めたくもないのに、なんで求めさせるんだよ!!
しかし、そんな反逆者に先に家を出た兄がやってきて……!?
端的に云えば、キャッチコピー通りのお話です。内容まで読んで噴き出しかけた作品なら過去に憶えがありますが、キャッチコピーの時点で噴き出しかけたのは久しぶりです。中々の吸引力だと思います。かつてあなたを苦しめた仇敵たちと再会できる作品なので、点Pという響きに憶えのある方はぜひ。
さて──そもそもこの作品に辿り着いた経緯なのですが、最近
ブームといっても今になって中高生のときに習った数学を勉強し直しているとかではなく、単に数学者の逸話や数学史に関心があるだけなので、今ここで「じゃあ、ポアンカレ予想って知ってる?」と話題を振られたところで、壁に肘をつきながら限りなく澄ました面付きで「宇宙の形──わかるんですよね?」とか云うほかなく。
思えば──冒頭で「かつてあなたを苦しめた」と断定してみたものの、皆が皆苦しめられたわけではないだろう。理数系つよつよ民の中には定められたレールの上を定められた速さでしか動けない、スーパーボールの如く縦横無尽に動くことを許されない点Pに、哀愁めいたものを覚えた方だっているかもしれない。
無論苦しめられた側である私は、そんなこと毛ほども思わなかったけど。いいからじっとしてろって思って止まなかったけど。うん、時間差で家を出る兄弟は──まあわかる。
けど、池の周りを同じスタート地点から反対向きに歩き出すあの兄弟は何なんだ?
イザナギとイザナミか(あまりにもわかりづらいツッコミなので補足すると、イザナギとイザナミは子作りもとい国生みをする前、
苦い思い出から未だ数字に対する苦手意識を拭い去れない私だが、数学できるヤツは人生イージーモードだという話も聞くし、今さら難易度調整が間に合うかどうかは不安なところだが、思い切って中高生時代の数学を学び直してみるのもアリかなーなどと思ってみたり。
あの頃は仇敵でしかなかったが、それなりに年を食った今なら案外仲良くやれるかもしれない。
もしかしたら、兄弟別々に池の周りを歩いていた彼らの気持ちがわかるやもしれない。
私事ですが、最近プログラミングの勉強を始めてみました。HTML&CSSという言語について、今はProgateなるサイトでコーディングの真似事をやったり、専門書読んだり、YouTube見たりで、はたして形になるかどうかも現状定かではないのですが、全く未知の分野を勉強するというのは思った通りしんどくて、案外楽しい。
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