第50話 僕の可笑しなヴァレンタイン

# 50

 — ノートの切れ端 —


 僕の可笑しなヴァレンタイン

 情けなくて愛おしいヴァレンタイン

 君は僕を心から微笑ませてくれるね


 不恰好だし、写真映えもしない

 でもね、やっぱり君の歌が、君の言葉が一番だと思うよ


 ギリシャ彫刻には敵わない造形

 言葉だって少し頼りない

 みんなが振り向いてくれることなんてないよなあ……


 でも少しだって変わらないで欲しいんだ

 僕のそばにいてくれるなら

 ねえ、愛しいヴァレンタイン、そのままでいて欲しい

 そのままで

 いつまでも君といたいんだ


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テレグラフにいた 四月一 @aprilaprilapril

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