第23話 エピローグ

 気が付くとそこは再び高校のクラスだった。

 拓也が顔を上げると遥が大きな目で彼を見ている。

「坂本拓也君。私は中澤遥」

(もちろん知っている……)拓也は心の中で思っていた。

「好きです。私と付き合ってください。お願いします」遥が頭を下げる。

「えっ?」

 拓也は首を傾げた。何が何だか……?

「今日、デートしましょう。駅前のカフェで放課後待ってるから、必ず来てね」

 そう言うと遥はあっという間にF組を出て行った。

 クラス中から叫び声が上がった。

「えー!! 何で?? あの、おたくと???」


 再び始まったこの世界は現実なのか、拓也の夢なのか……?

 何れにしろ、世界は一度破壊ディスラプターされ、新しい物語ゲームが始まる。

 それがディスラプターワールド……。


 FIN

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ディスラプターワールド 美玖(みぐ) @migmig

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