第26話 なぜ?
兄が身元引受人になった。
なぜ?
わからない。
犯罪者の身元引受人、
兄は24歳になる。
善悪など判断つくはず。
なぜ?
私は、犯罪者を待っている兄と暮らさなければいけない?
誰か教えて、
なんでわからないの。
すべては父のせい。
兄は悪くない。
そういいたいが、兄は何を考えているのかわからない。
玄関の棚に置いてある父からの兄への手紙。
もう思い出したくもない。
でも、時々楽しかったあの時に戻りたくなって、涙が止まらない。
自分にしかわからない。
辛いね。
性暴力はあってはならない。
打ち明けるのは怖いけど、逃げてもいいんだよ。
近くの人に助けてっていうの。
そしたら、必ず助けてくれる人現れるから。
早く連れだして。
昨日も泊まった。一緒にご飯を作って、笑って、抱きしめあった。
支えてくれる彼がいる。
私は、彼がいるから、頑張っていける。
彼には、感謝しかない。
これからも大切にする。
一生大切にする。
将来、彼と温かい家庭をもって、絶対幸せになる。
彼といられる今も十分幸せだけど。
早く暮らしたい。
将来、こんな自分でも認めてもらえるように、努力する。
頑張ろう。
性暴力から私が気づいたこと あかりK @2345
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。性暴力から私が気づいたことの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます