意識の外で聞く

 こんばんは、このはりとです。


 わたしは普段、物語性の強い作品を読むときは、音楽をかけないようにしています。なぜかというと、物語と音楽が結びついてしまい、その曲を聞くと、そのときに読んでいた物語しか思い浮かばなくなるためです。

 ですが、今夜は初めてそうなりませんでした。音楽を意識の外で聞く、とでもいいましょうか。

 今日は、精神に負荷のかかるできごとが続けて起こり、それでもカクヨムで物語を読みたい気持ちが強くありました。ですが、疲労状態にあるまま読んでも、ただ文字を追うだけになってしまいます。作家さんと作品に失礼ですし、何よりわたしが楽しくありません。そんなとき、入眠準備にかけていたピアノ曲が、どうやら“読むための心を整える”に役立ってくれたようです。

 曲はそのままに、面白いお話、つらい体験のお話、詩的なお話、恋愛のお話、異能のお話、ファンタジーのお話、どれを読んでも、音は物語に入り込んだ意識の外にあり、読むための心を整え続けてくれました。

 読むのをやめた今、曲にはなんのイメージもついていません。たまたまうまくいっただけなのかもしれませんが、こんなにも心地が良いのなら、と、また試してみたくなりますね。今日のカクヨムはここまでに。おやすみなさい。



 つづく

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