おいくらですか?

 おはようございます、このはりとです。


 現代を舞台にした物語を書くときはさほど意識していないのですが、虚構の世界となると「服装」を考える時間が増えます。とはいえ、わたしの描く虚構は、もしかしたらどこかにあるかもしれない世界、ですので、現実の服装をそのまま持ち込んでもいいかな、と思っています。ラクしていますね。なんて不真面目と怒られそうです。

 話を戻しまして。

 男性・女性で比べると、女性の服装を考える時間が一番楽しいです。現実世界で活躍なさっているデザイナーさん(でしょうか?)の発想・想像力には感服しきりです。「綺麗」「可愛い」「かっこいい」が、身にまとえるものとしてかたちをなすなんて、すごいのひと言です。それを文章にできるのか、とわたしの技量はさておき、そういったものを目にして「どれを着てもらおうかな」と選ぶ時間はとても楽しいですね。


 そこでふと、こんなことを思って笑ってしまいました。「その服、おいくらですか?」と。拙作『森のヒウノと空のリト』では、冒頭、ヒロインの服装がよく変わります。五着目でしばらく落ち着くのですが(これを書いている今、まだ五着目には着替えていません)、着せようと決めたコーディネートセットの値段を見たら、トップス・ボトムス合わせて34,100円(税込)でした。書くぶんにはタダですが、少しくらいお金を払わないと、と思ってしまいますね。



 つづく

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