くすり湯となつかしい匂い

 こんばんは、このはりとです。


 快眠法を紹介する本を読むと、お湯につかったあとは、それがあるていど冷めるまで眠らないほうがいい、とあります。「せっかくあたたまったのに」と、一度、入浴後すぐに床についたところ、汗が出すぎて、あっという間に目が覚めてしまいました。体の表面の熱、ですね。表面でなく、体の芯に熱があるときに眠るのがいいそうです。

 これを書いている今は、熱を冷ましているところです。


 わたしはこれまで、入浴剤をあれこれと試してきました。だいたいがリラックス効果のある、よい香りのするものを選んでいたのですが、今日はたまたま目についた「くすり湯」にしてみました。封を開けると、ものすごいにおいがします。いかにも体によさそうです。そこでふと、「このにおいどこかで……」と気づきました。それは、昔、祖母が飲んでいた漢方薬のにおいでした。お湯につかりながら、あがったあとの体から、なつかしい匂いがします。

 人に会うとなると、嫌がられるにおいかもしれません。ですが、今は外出を控えたほうがよくて好都合です。今のうちに、なつかしい匂いを楽しみます。


 カクヨムで、温泉施設のお仕事を描いた作品を読んでいまして、その影響もあり、入浴を中心にしたエッセイにしてみました。体の温度が下がってきて、眠気も健在です。つづきはまた明日に。おやすみなさい。



 つづく

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