物語が動き出す「絵」

 おはようございます、このはりとです。


 みなさんは、好きなイラストレーターさんはいますか? わたしはたくさんいまして、創作活動を助けてもらっています。もちろん、交流などあるはずもなく、ただのファンです。どんな場面で助けてもらっているかといえば、「絵を見て物語が動き出す」ときです。

 一枚の絵から、ストーリーが動き出すことがよくあります。そうなったら、あとは、頭の中に生まれた登場人物たちがその演技をやめるまで、ただただ画面に向かいます。キーボードを打つ状態は、奴隷といってもいいかもしれませんね。演者に注文──演技指導とでもいいましょうか──をしようものなら、あっという間にいなくなってしまうので、彼ら彼女らの演技を見て文字にする奴隷です。


 今、拙作『ファンレター、送ってみませんか?』での交流から、物語を書くことでお礼をしてみたい、と、新しいジャンルにトライしてみています。広く受け入れられるかどうかあやしいジャンルではあるのですが、一枚の絵に支えられて、少しずつ言葉を連ねています。

 静止した絵にも、書く衝動を生み出してくれる“何か”があるものですね。それはひょっとすると、絵描きさんの思いを受け取る、ということなのかもしれません。



 つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る