自身の物語で泣く
こんにちは、このはりとです。
お昼のあいさつをしてみたいと、物語の推敲を終え、文章を寝かしている間のこの時間帯にエッセイを書いています。
みなさんは物語を読んで泣いたことはありますか? わたしはしょっちゅう泣いています。しかも、自分の物語でも、です。
居残りさせられてツラい、というわけではありませんが、自身の創作物では、文章を読んで涙が出るまで何度も書き直しています。最低でもひとり、書いた本人すら泣けなかったら、読んでくださる人には何も伝わらないだろうな、と思いまして……。
わたしはちょっとひねくれたところがあり、死別シーンでは涙が出ません。「死は簡単に感情が動くから、めったなことでは書かないように」と自分に課しているせいもあり、そういったシーンではあまり感情が動かないのです。では、どういった場面で涙が出るかというと、「うれしい気持ち」「悔しい思いをする(させられる)」「心から謝る」などです。それはもう簡単に泣いちゃいます。感情を入れすぎているのかもしれませんね。
娯楽作品で泣くとなると、『映画 となりのトトロ』がパッと浮かびます。そうと決まっていないのに、サツキが『お母さん、死んじゃったらどうしよう』と気持ちを爆発させるシーンは、これを書きながら思い出しても、涙が浮かんできます。
わたしは、ストーリーのプロットがわりに、物語(脳内映像)が動き出す音楽を集めた、自分用サウンドトラックを作っています。外で聞いて常に物語のイメージを失わないようにしているのですが、涙が浮かんでしまって、どうごまかしたものか大変な思いをする場面があります。はたから見たら、急に泣き出したヘンな人、です。でも、作家さんというのは、そのくらいヘンでもいいのかもしれませんね。
つづく
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