アルティメット即死魔法を覚えた俺は、自制心を試される！？ 悪いけど地球に戻したら暴れるよ

めいかい

眩し過ぎる。髪がLDEライトの様に明るく光っている。目に悪そう。それが、彼女への第一印象。ブルーライト遮蔽眼鏡が欲しい、それが彼女を見ての感想。

「誰がLEDディスプレイだっ！」

「一々人の心を悟るの止めてもらえます？」

「貴方が一々ツッコミたくなる波動を送って来るのがいけないんでしょ！うちは好きで、聞いてるんじゃないんじゃ」

「下手くそな、広島弁ですね」

「五月蝿い！」

「で此処はどこなんです？」

「さあ何処でしょう？当ててみて」

(ウ…可愛い子だな…)

「ふん！騙されんよ！今ウザっって言いそうになったでしょ？」

(ウザっ)

「！！もう！また言った！」

(大事な事なので、二度言いました)

「うーん」

廻りを見渡す。

「天国に、しては殺風景ですね。俗に言う三途の川的な場所かなぁ」

「ブブー不正解！」

(…)

「正解は冥界でした♪」

「ハイハイ。でLED少女君は、死神か何か？」

「はぁ！？ふざけとるんの？うちは天使、神様の使い！こんな可愛い死神はおらんよ！」

「…で俺は死んでるんですか？」

「死んでおらん」

「さっき死人が、なんちゃらって？」

「ああウソウソ！」

(くたばれ)

「笑顔だけど、めっちゃ毒吐くね貴方…」

「うちが呼んだんよ。手伝どうてもらいたくて」

「何を手伝うんです。俺は由緒正しき無能力一般ピーポーですよ」

「能力は、授けられる事になっとるから…て言うか授けたよ」

「何時？」

「今さっき」

「どんな能力ですか？」

「大量破壊兵器」

「えっ！！！！」