雨の日とジョウカイボン(浄海坊)
ある雨の日、部屋の掃除をしていたら、窓際にジョウカイボンがうずくまっていた。つついてみるとこちらへ顔を向けた。よく見るとすごく可愛い顔をしている。
ティッシュに乗せて窓の外へ出したら、雨のあたる方へと歩いていった。地面の水を吸っている。ノド乾いていたんだな。
ジョウカイボンは何度か撮影したことがあるが、せわしなく歩き回り、音を立てて飛び回る印象だった。大人しいジョウカイボンをまじまじと見て、こんなに可愛かったのかと感動した。
ジョウカイボンとは、カミキリムシのような姿をした体長1.5cmほどの茶色い昆虫である。
ジョウカイボンは漢字で「浄海坊」と書くそうだ。クラムボンの仲間ではない。私はこの虫を調べて名前を知るまでずっと、ジョウカイボンのことをカミキリムシの一種だと思っていたが、カミキリムシの仲間ではないらしい。
つまむとジョウカイボンの体は柔らかい。柔らかくてもれっきとした肉食昆虫で、小型昆虫などを補食するということだ。
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