第152話
「そなたが、青龍を抱けし者であるとは……。我が皇家は賢くも天に御坐す大神様が、天孫に国を司らせるが為に降臨させた、その末裔であるゆえ青龍を抱くなど当然の事であった……。青龍は大きな力を保持致すゆえ、それを身に抱いた
法皇は、神妙な面持ちの今上帝を直視した。
「再び青龍を抱けし天子を得られたが、必ずや青龍が好む天子が誕生致すとは限らぬ……私は抱けぬ
再び法皇は言葉を切って、しみじみと言われた。
「かつての陰陽寮の
法皇は蒼白と化す、今上帝の顔を直視し続ける。
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