第十三章 激突
ルイス警部が、月曜日にデンマークに到着してから六日経った、七日目の日曜日の午前四時頃だ。作戦本部の奥まった倉庫で、ルイス警部とルイス警部の上司の部下とルイス警部の上司と英国海軍特殊部隊特別迎撃チームの五人の隊員たちは、出撃用の戦闘ヘリを背にして、大きなテーブルの傍で、カチャ、カチャと音を立てて装備の準備をしながら、作戦の概要が映っている大きな画面のモニターを見ている。英国海軍特殊部隊の隊員の五人は、それぞれエイドリアン中尉、バージル軍曹、クリフォード、デイミアン、ダスティンである。ルイス警部は、伝説のスナイパーだけあって、彼は装備にこだわりがあるらしく、英国軍の上層部に頼んで、装備を用意して貰ったのである。用意して貰ったのはライフルのBERETTA-ARX-160で、後は英国海軍特殊部隊と同じ装備である。ルイス警部は、ライフルがBERETTA-ARX-160にライトと照準器とグリップとサイレンサーを装着した物で、ピストルはSIG SAUER P229で、カートリッジはそれぞれ四個用意している。服装は英国海軍が着ている物で、英国海軍が身に付けている防弾ベストとブーツ、そしてヘルメットを被っている。英国海軍特殊部隊の隊員たちは、ライフルがH&K HK 416-Cにライトと照準器とグリップとサイレンサーを装着した物で、ピストルはSIG SAUER P229で、カートリッジはそれぞれ四個用意している。服装や身に付けている物は、全て英国海軍が戦闘装備として用意している物だ。エイドリアン中尉が、ルイス警部にゆっくりと歩み寄って行き、ルイス警部に「ジョナサン警部、あなたの英国海軍での活躍の噂はかねがねです。とても素晴らしい功績を持っていらっしゃると聞いています。共に任務に就けて、心から嬉しく思っています」といった。ルイス警部は、緊張した顔を緩ませて、エイドリアン中尉に「ああ、ありがとう、僕も君たちと今回任務を任されて、とても幸運だと思っているよ。君たちの戦闘能力は凄く優秀だと聞いているよ、僕に力を貸してくれ」といった。暫くしてルイス警部たちの出動準備が整った、時間は、午前五時頃だ。ルイス警部は、隊員たちに「良し、準備は良いな、作戦開始だ」といった。隊員たちは、頷いた。ルイス警部と特殊部隊隊員たちは、戦闘ヘリに乗り込み、アルベールの言うコペンハーゲンのノアブロ地区へと向かった。
ヘリは早朝の朝日を受けながら、デンマークの街並みの上空を旋回して、風を切った。少しして、目的地に到着すると、ヘリからルイス警部たちはロープで、地上へと降り立った。降り立った場所は、ノアブロ地区の住宅地から少しばかり離れた所だ、地上にある建物は落書きだらけであった、この辺りは移民がとても多く住んでいる。黒幕が居る建物も落書きがあり、一階は白い壁で、二階以上の階は赤レンガで、出来ている。ルイス警部たちは、素早く黒幕が居る建物の正面と裏口と非常階段に、二人体制で配置に着いた。ルイス警部は、隊員たちに「それでは、これから標的の制圧を行う。用意は良いな、行くぞ」と無線機でいった。隊員たちは、ルイス警部に「了解、作戦開始」と無線機でいった。正面の入り口から上の階へと通じる階段をバージル軍曹とクリフォードがライフルのH&K HK 416-Cを構えながら上がって行く、各階に到着すると、辺りを見回しながら、各階の通路の様子を窺った。彼らは目的地の三階に到着した。バージル軍曹は、息を潜めながら、作戦部隊に「今三階にいます、階段付近にも、通路にも、誰もいません。指示をどうぞ」と無線機でいった。ルイス警部は、慎重な声色で、作戦部隊に「僕とエイドリアン中尉も裏口から三階へと到着した。非常階段の方はどうかな?教えてくれ」と無線機でいった。デイミアンは、快活で平静に、作戦部隊に「こちらデイミアン、私とダスティンも非常階段から三階へと到達、三階へのドアの前にいます」と無線機でいった。ルイス警部は、作戦部隊に「これから、標的がいる部屋へと向かう、全員気持ちを引き締めて行こう」と無線機でいった。作戦部隊は、ルイス警部に「了解、前進」と無線機でいった。ルイス警部は、裏口から三階の通路へと通じるドアをエイドリアン中尉に開けて貰い、ライフルのBERETTA-ARX-160を構えながら、入って行った。ルイス警部以外の作戦部隊は、ライフルのH&K HK 416-Cを構えながら、正面と裏口と非常階段から三階の通路へと入って行った。作戦部隊は、通路をササッと素早く小走りして、ルイス警部は標的の居る部屋の前に立ち、声の音を低くしながら、作戦部隊に「僕の合図で、ここの扉を開き、ライフルを構えて中に入って行く。相手は容赦してこないぞ、良いな」といった。ルイス警部の合図と共に、ドアが開かれて、ルイス警部とエイドリアン中尉が中に入って行った。作戦部隊は「行け行け行け」といって、次々と部屋の中へと入って行った。部屋の中の玄関の直ぐ右横には部屋があったが、誰もいなかった、そして右前奥にも部屋があり、そこを調べようと、ルイス警部が進み出た所で、左側の部屋からライフルでの攻撃をタララッ、ダダダッ、タタタッと三種類の音を立てて受けた。攻撃して来たライフルの種類は、COLT M4 CQB、SIG SG 551にライトと照準器とグリップを装着した物とSTEYR-AUGにライトと照準器を装着した物だ。それから相手は、腰のホルスターにピストルのBERETTA 92Fを身に付けているのが見えた。左側にあるダイニングの部屋とリビングの部屋から相手の攻撃で、ルイス警部が隠れた場所の壁が、数秒でハチの巣状になった。ルイス警部と作戦部隊は、玄関で動けなくなった。しかしルイス警部は、平静な面持ちで、作戦部隊に「良いか、僕が反撃を開始したら、君たちも僕に加勢してくれ」といった。作戦部隊は、壁に体を押し付けながら、ルイス警部に「了解です、待機します」といった。ルイス警部は、相手のライフルのカートリッジが無くなるのを待った。すると攻撃をして来ているダイニングの部屋の一人が、弾が切れたらしく、攻撃を止めた。そこにルイス警部は、良い機会だと思い、ライフルのBERETTA-ARX-160でパパパッと反撃をした、サイレンサー付きなので発射音が小さくパパパッという音を出すのだ。弾が相手に命中して、ダイニングの部屋に居る一人を「ぐわわっ」という声を出させて、地面に倒れさせた。そしてルイス警部は、素早く、リビングの部屋に居る相手が姿を現した所に、又してもライフルをパパパッと撃ち込み、後ろ側に倒れさせたのだ。次にルイス警部が、玄関の所の壁に隠れて、そしてエイドリアン中尉とバージル軍曹がライフルのH&K HK 416-Cを構えて左側の部屋へ出撃して行った。二人はダイニングの部屋とリビングの部屋に身を潜めている相手がライフルを撃つ為に、姿を現した所をライフルのH&K HK 416-Cでプススッと撃ち込み、「うわっうわわ」や「ぐわっ」という声を出させて地面に倒れさせた。ライフルの発射音がプススッという音なのは、サイレンサー付きだからである。二人が相手を倒して左側の部屋の奥へと進む中、ダイニングの部屋の手前にあるキッチンから男が一人、ライフルでタララッと攻撃して来た。二人はそれぞれ傍にあった、テーブルとソファーに隠れて、相手の銃弾をかわした。そしてクリフォードが滑り込みながら、キッチンに居る男にライフルをプススッと撃ち込み「ぐわっ」という声を出させて、後ろに吹き飛ばし倒れさせた。相手を全て倒したと思ったその時だ、ベランダから男が姿を見せライフルをバージル軍曹に向かって構えた時、バージル軍曹とデイミアンがライフルをプススッと相手に撃ち込み、前のめりに倒れさせた。ベランダのガラス窓が割れてパララと音を出して崩れ落ちた。相手はみんな地面に転がっている、部屋を制圧したのだ。ルイス警部は、まだ息のある男の所に行き、しゃがみ込んで話しかけた。ルイス警部は、男に「黒幕は、誰だ、言うんだ」といった。相手の男は、息を切らしながら、ルイス警部に「お前たちは、罠に掛かったんだ。今頃逃げている所さ」といって、ぐったりとして目を閉じた。ルイス警部は、慌てた様子で、作戦部隊に「直ぐにこの部屋から出て、この辺り周辺や屋上を確かめるぞ。まだ遠くに行っては無い筈だ」といった。作戦部隊は、険しい顔付きで、ルイス警部に「了解、直ぐに取り掛かります」といった。ダスティンとデイミアンが部屋から出ると、タララッとダダダッとタタタッという銃声が聞こえた。ダスティンの肩と背中を銃弾がかすめた、ダスティンは「ぐぐっくそっ、弾が当たった」といって、壁にもたれた。デイミアンが、負傷したダスティンの首の後ろを掴み、部屋の中へと戻って行った。ルイス警部が入り口のドアからライフルをパパパッと撃ち込みながら、外の様子を確かめた、すると部屋を出た左側の通路からの攻撃である事が分かった。ルイス警部は、素早く姿勢を低くしながら、ライフルを撃ち込んだ、次の瞬間にエイドリアン中尉とバージル軍曹が加わり相手に反撃の銃弾を浴びせた。エイドリアン中尉は、目を細めながら相手を良く観察し、ルイス警部に「ここは私たちに任せて下さい、ジョナサン警部は、黒幕を追って下さい。良いですか」といった。ルイス警部は、決心した様に頷き、エイドリアン中尉に「分かった、ここは頼んだぞ、必ず黒幕を捕まえる」といって、非常階段へと向かった。右側通路を疾走していると非常階段のある所からライフルを構えた男が一人顔を見せた。ルイス警部は、走りながら、ライフルをパパパッと撃ち、「うわうわっ」と声を出させて倒し、非常階段へと出た。すると非常階段の上の階から男がライフルのH&K HK 416A5にライトと照準器とグリップを装着した物で、ダララッと銃弾を浴びせて来た。ルイス警部は、非常階段の踊り場で左右に身を傾けて、発射された銃弾を避けた。そして直ぐに男が二人現れ、攻撃を仕掛けて来た。ルイス警部は、ライフルのH&K HK 416A5を持っているロングコートの男が黒幕ではないかと推察した。なぜなら相手はライフルのCOLT M4 CQB、SIG SG 551、STEYR-AUGのどれかを使っているが、彼だけがライフルのH&K HK 416A5を使っているからだ。ルイス警部は、ライフルで応戦しながら、一つ下の階へと移動して、ドアから通路の中に入った、通路の奥には誰もいなかった。後から現れた男二人の攻撃が続いている、彼らは下の階へと進みながら銃弾を浴びせかけている、ロングコートの男は、二人に援護されながら、どんどんと下の階へと降りて行っている。ルイス警部は「逃がしはしない」とつぶやいて、男の影が見えるとライフルでパパパッと撃った。ドアの向こう側から男の呻き声が「うっわぁ」と聞こえた、ルイス警部は、少し間を置いて、ドアを開けて外の様子を観察した。すると男が一人倒れていて、下の階へと二人の男が逃げているのが分かった。相手は、ルイス警部の存在に気付くとライフルで攻撃して来た。ルイス警部は一旦ドアを閉めると、攻撃が止むのを待った、数秒でその機会が訪れた、ライフルを構えて扉を開けた、相手の二人は既に地上を走っていた。ルイス警部は、ライフルで相手の一人に照準を合わせて、パパパッと弾を撃ち込んだ、相手は駐車してある車の窓に頭から突撃した、残りは黒幕の男一人だ。黒幕は仲間がやられた事を察知して、ライフルをダララッと撃って来た、ルイス警部は非常階段を急いで下りて行った。黒幕は駐車してある自転車の合間を縫って、建物の間と間を走り抜け、通りに出て、スーパーキーレンという公園に消えて行った。ルイス警部は、黒幕の後を追いかけて、公園内へと入って行った。
スーパーキーレンの中に入ると、最初に目にしたのは大きな牛の黒いオブジェとドーナツの看板であった、辺りには誰もいない。ルイス警部は、黒幕がこの公園に入って間も無いのに、何処にも見当たらないと思った。そこにルイス警部は、牛のオブジェの辺りから何かが動いた様に見えた、次の瞬間ライフルのダララッという発射音が鳴り響いた。ルイス警部は、走って相手の銃口からして左側へと逃げた、そしてライフルをパパパッと撃ち込んだ。牛のオブジェにタンタンタンと当たった、しかし相手に当たった様子は無かった、ルイス警部は、ライフルのカートリッジをカシャンと音を立てて換えて、慎重に狙いを定めながら、いつ相手が飛び出しても良い様に構えた。牛のオブジェの所まで行き、後ろ側の様子をサッとライフルを構えて確認した、しかし相手はそこに居なかった。ルイス警部は、辺りを見回した、それから相手はこの先の奥に行ったに間違い無い、追いかけなくては、絶対に逃がしはしないと思った。暫く公園内を警戒しながら、小走りして行った、少し緊張状態が続き、疲労を感じて、黒幕は何処へ行ったんだ、既に行方をくらましたか?と思っていると、公園内にある星形の噴水の所まで来ていた。その噴水の縁の辺りにキラッと光る物が見えた、瞬間的にルイス警部は噴水と自分との間をひらきながら、姿勢を低くしてライフルを構えた、数秒後銃弾がルイス警部に向かって飛び込んで来た。ルイス警部も噴水の縁の辺りへと弾を撃ち込んだ、噴水の水が上に向かって、水しぶきを上げて、噴水のタイルを削り、相手の直ぐ横をプシュンとかすめた。相手はライフルの攻撃を止めないでいる、ルイス警部も反撃をしているが、カチッという嫌な音が聞こえて来た、ライフルの弾が切れたのだ、服のポケットを確かめるが、残りのカートリッジは無かった。ルイス警部は、ライフルをその場に捨て、ピストルのSIG SAUER P229をホルスターから引き抜いて、バン、バン、バンと弾を撃ち込み、近くにあった白い月形のベンチへと身を隠した、数秒後銃撃戦が止んだ。ルイス警部は、ベンチが粉砕して、浴びた埃を払い除けて、立ち上がり、ピストルを構えながら、辺りを見回したが、又しても黒幕の姿は無かった。そして噴水の所まで行き、相手の所在を確かめた。しかし居なかった、とその時黒い大きなタコのオブジェから人の気配がして、ライフルをダララッと撃って来た。ルイス警部は、ピストルをバン、バンと二発撃ち込み、タコのオブジェの右側面へと走りながら、回り込んだ。黒幕は、タコのオブジェの空洞から出ながら、ライフルを発射した。ルイス警部は、そんな中、黒幕が公園内の来た道を戻って行くのを、確認すると、相手の攻撃に姿勢を低くし、タコのオブジェに隠れて耐えた。タコのオブジェは、右半分が粉々になった、ルイス警部は、黒幕が遠のくと、相手の追跡を開始した。ルイス警部が追いかけて行くと、バスケットゴールが二つある開けた場所に、黒幕がライフルを構えて待っていた。ルイス警部と黒幕はお互いに銃口を向け合いながら、沈黙が続いた。沈黙を断ったのはルイス警部だった、ルイス警部は、瞳に真剣な正義の炎を映し出しながら、黒幕に「お前が今回の国際的密輸事件の黒幕だな」といった。少しして黒幕は、余裕の表情で、ルイス警部に「私は、クリストフ・バルリエだ、そしてフランス空軍准将である。君の質問に答えるのが、非常に難しい、そうだという事にしておこうじゃないか、その方が楽しい。何故そんな事を言うのかと思うだろうが、私の様な人間は次々に現れ、共に動いているんだよ。誰か一人の考えでは無いのだ、複数の人物の考えなのだ、今回私が受け持ったという事だ。ジョナサン警部、君は英国海軍特殊部隊に所属していた経歴があり、英国海軍での階級は少佐、その上凄腕のスナイパーときていて、そして英国警察の警部、それはそれは凄い経歴の持ち主であると見受けられる。そんな君が私の行っている活動の邪魔をするのは、とても困るんだよ、黙っている訳にはいかない。私はね、ジョナサン警部、正義や幸福、自由と富の平等な分配を行いたいんだよ、世界を平和に包まれる様にしたいのさ」といった。ルイス警部は、鋭い視線を投げ、バルリエに「お前たちは、歴史的な価値のある本と切手を盗んだんだ。まず初めに、僕が捜査を開始する前の先々週の木曜日に、ベレニス・カルメが変装をして、手袋をはめ、デンマーク王立図書館にあるメモ用紙にヒメオコゼの毒をしみ込ませ、本を探していると偽って、書物の保存状況を確認する職員にそのメモ用紙を持たせて、毒に触れさせ、先々週の土曜日に毒の症状を引き起こさせる。毒を盛られた職員が居ない先週の火曜日に、職員が居ないので、誰も来る事が無い、書物の保管室に、どうにかしてデンマーク政府の機密文書に書かれているパスワードを入手すると、それを使用して中に入った。そして目的の本を守っているセキュリティを又パスワードを使用して解除し、本が入っている展示用ショーケースの下にあるネジ状の留め金を酸性物質で溶かし、ショーケースごと用意してあったアタッシュケースに入れ、そして館内から持ち出した。その後水上バスか何かで、観光客の多いルートを使い、人魚姫像のある所まで行き、パルケン・スタジアムの近くの郵便局でアタッシュケースと変装道具をそれぞれ小包に入れて、フランスのある本屋に送った。郵便局員がアタッシュケースの事を覚えていたよ、それでこの事を思い立ったんだ。次にだ、先々週の金曜日に、アルレット・カンボンが郵便博物館の三階の切手コレクションの展示場で、切手をショーケースから外し、用意した偽物の切手とすり換える。その直後に警報が鳴る、しかしお前たちは目的の切手の展示場の監視カメラを少し前の映像を繰り返し映し出す様に細工を施し、現時点の映像を見せない様にした。その間にアルレット・カンボンは急いで階段を下りて、一階の郵便窓口にいるアルマン・ボリエのポケットに盗んだ切手の入った手紙の封筒を忍ばせる。それからアルマン・ボリエは用意してある普通の郵便物とポケットに入れられた手紙の封筒をフランスのある本屋に郵送をお願いした。郵便局員は、了解する。警備員たちは警報が鳴ったので、監視カメラを見るが、異変を確認出来ないでいる、しかし警報が鳴り止まないので、警報が鳴っている場所を突き止め、警報が鳴っているのは三階である事が分かる。三階の展示場の監視カメラを見るがやはり異変は無い、警備員たちは三階へと向かい、放送で館内から誰も出ない様に警告をする。そして三階から下の階へと行く手段の階段とエレベーターの監視カメラの確認をする、その監視カメラに映っていた人物たちの所持品を確認するが何も出てこない、階段とエレベーターの監視カメラに細工しなかったのはアルレット・カンボンへの疑いを晴らせるからだ。そしてアルマン・ボリエ、アルレット・カンボン、ベレニス・カルメの三人はコペンハーゲン中央駅から出ている渡り鳥ラインという列車の線でドイツへと入国したんだ。デンマーク国外へと行けば捜査が難航するか又は打ち切りだからな。そしてお前はフランスで盗んだ歴史的価値のある本と貴重な切手を手にしたんだ。そうだろ、バルリエさん、お前が黒幕なのは郵便物の郵送の為のフランスの住所とフランス空軍准将である事から分かっているんだ」といった。バルリエは、この状況を楽しんでいる様子で、ルイス警部に「ああ、君の言っている事は当たっていると言って良いだろう、デンマーク王立図書館で使ったパスワードは、デンマーク政府にハッキングして頂いた物を使ったんだよ。君も良く知っているだろ、今世間を賑わしているサイバー攻撃さ。水上バスの件も当たっているよ、いやいやジョナサン警部、お見事だ。だが君は甘い考えをしているよ、事件はこれで収束したと思っているだろ、それは全くの誤解だよ、ジョナサン警部。この事件には続きがあるんだ。正義の為に不要な人物を排除する大仕事が残っているんだ、さあもう後には、引けないぞ。君は妻子がいるかね?私はいるんだ、私の帰りを待っている、妻も子も私が軍の仕事に明け暮れているとばかり思っていて、この正義の活動の事は知らないんだ。こんな所で捕まる訳にはいかなのさ、妻も子もびっくりする事になるからね。良いんだ、正義には代償はある物さ、妻と子には内緒にしておかないといけないなんて、心苦しいが仕方無い。それにさっきの質問の答えも知っているんだ、君に家庭がある事をね。話しを次に進めようか、君は英国海軍特殊部隊にいた様だね、私もフランス空軍特殊部隊の空軍第十落下傘コマンドーにいるんだ、戦闘の技術の心得はあるんだよ。戦闘経験の無い将校だと思ったんじゃないかね?それは誤解だよ、では本題に移ろうか、正義の為の大仕事とは君たちを排除する事なんだ。これからお互いライフルやピストルを置いて決闘をしようじゃないか、どうかね?面白いとは思わないかね?」といった。ルイス警部は、心の中でこれは生け捕りに出来る機会じゃないかと思いながら、バルリエに「僕の家族に危険が及べば、ただじゃ済まされないぞ、良いか。お前の決闘の申し出を受ける事にしよう」といった。バルリエは、満足げな顔で、ルイス警部に「それは良かった、私は本気だからな手加減はしないぞ」といった。ルイス警部とバルリエは、お互いを睨み合いながら、ルイス警部はピストルを右横に置いて、ヘルメットを外し、バルリエはドスンと左横にライフルを置いて、身に付けているピストルのカスタムBERETTA 92F(BERETTA 92Fの銃口を長くした物)の入っている大きなホルスターと防弾ベストを外し、ルイス警部はゆっくりと相手がライフルとピストルを地面に置くのを確かめてから防弾ベストを外して右横に置いた。最後にルイス警部は上着の袖を腕まくりすると、バルリエはロングコートを脱ぎ、上半身は長袖のトレーナー姿になった。バルリエは、ルイス警部に「準備は良いな、それでは行くぞ」といった。ルイス警部は、バルリエに「ああ、僕が相手になってやる」といった。二人は格闘姿勢をして、お互いの距離を少しずつ縮めた。次の瞬間バルリエは、ルイス警部の頭を狙って、右足で蹴り上げた、ルイス警部は左腕をL字に曲げて防ぎ、体を回転させて、バルリエのみぞおちに左腕の肘で肘鉄を加えた。バルリエは後ろへとよろけた、次にバルリエは右足で、ルイス警部の頭を狙い蹴り上げ、ルイス警部は頭を反らして避けた、バルリエはそのまま右足で、ルイス警部の胸を狙い蹴り飛ばし、ルイス警部は相手の右足を右手で払い除けた。バルリエはルイス警部の顔を狙って、左手でパンチをし、ルイス警部はとっさに姿勢を低くして、バルリエの右の脇腹に二発パンチを叩き込んだ。バルリエは、ルイス警部の顔の左半面に向かって、右手でパンチをした、そのパンチはルイス警部の顔に当たり、右側へとよろめき、バルリエはルイス警部の頭を持ち、頭へ目掛けて、膝蹴りを加えた。そしてバルリエは、後ろへとよろめいたルイス警部へ、畳み掛ける様に頭突きを加え、「どうだ、参ったかな?」といった。ルイス警部は、少し左右にふらついたが、格闘姿勢をして、相手の攻撃を待った。バルリエは、左手でルイス警部の顔の右半面を狙ってパンチをし、ルイス警部が姿勢を低くして避けると、ルイス警部の頭を狙って左膝で膝蹴りを加えた。ルイス警部は、バルリエの膝蹴りを右腕の肘をL字に曲げて防ぎ、バルリエのみぞおちへと左右の手で一発ずつパンチを叩き込んで、右足で右のこめかみを蹴り上げ、左足で相手の左右のこめかみを一発ずつ蹴り飛ばし、相手のみぞおちに跳び蹴りを加えた。バルリエは少しばかり地面に倒れて、それからゆっくりと起き上がると、ルイス警部に「なかなかやるな、君は」といった。ルイス警部は、バルリエに「もう降参か?バルリエ」といった。バルリエは、ルイス警部を鼻で笑い、左足で、ルイス警部の顔の右半面を狙って二発蹴りを加え、ルイス警部が右腕をL字に曲げて二発とも防ぎ、ルイス警部が右手でバルリエの左こめかみを狙いパンチを加えると、バルリエが、ルイス警部の右腕を掴み引っ張り、右足で、ルイス警部の右の脇腹を蹴り飛ばした。ルイス警部は後ろに飛ばされない様に耐えて、左右の肘でバルリエの左右のこめかみに一発ずつ肘鉄を加えて、右足で相手の右膝を外側へと蹴り飛ばすと、相手の右膝を地面に付かせて、左右の手で一発ずつ相手の左右のこめかみにパンチを加え、相手の頭の後ろを右足で蹴り付けた。バルリエは、「ぐわっ」と声を出して、両手を地面に付いた。バルリエは、急いで地面から立ち上がると、ルイス警部の顔の左半面に向かって、右足で蹴りを加えて来た。ルイス警部は、バルリエの右足の蹴りを潜り抜けて避けた、バルリエは、体をくるりと回転させて、ルイス警部と対面になり、ルイス警部の左半面に、右手でパンチをして来た。ルイス警部は、バルリエの右手のパンチの攻撃を頭を傾けて避けて、直ぐにバルリエの右のこめかみに、左手で二回パンチをして、バルリエの左のこめかみに、右手を一回大きく振り上げるとパンチを入れた。バルリエは、「ぐふ」と声を出して、ルイス警部のパンチを受けて、よろけたが、直ぐに体勢を直した。バルリエは、左手でルイス警部の顔の右半面を狙いパンチをし、次に右手でルイス警部の顔の左半面を狙いパンチをして、右足でルイス警部の顎を狙い蹴り上げて来た。ルイス警部は、バルリエのパンチを頭を左右に傾けて避け、バルリエの右足の蹴りも右手で払い除けて、かわした。その直ぐ後にバルリエは、ルイス警部の右の脇腹に左手でパンチをして、右手でルイス警部の顔の左頬にパンチをした。ルイス警部は、「くうくく」と声を出して、後ろに仰け反り、バルリエはその状態に畳み掛ける様にして、ルイス警部の胴体に前蹴りを加えた。ルイス警部は、後ろに飛ばされ、ドンと音を立てて地面に倒れた。ルイス警部は、急いで体勢を整えようとしたが、バルリエの右手のパンチをルイス警部の左頬に受け、バルリエの左手のパンチをルイス警部の右頬に受けて、バルリエの右膝の膝蹴りをルイス警部の頭の左側に受けた。ルイス警部は、「うう、うん」と声を出し、少しふらついた。バルリエは、嫌みな笑いをしながら、ルイス警部に「そんなものか、君の正義は、取るに足らんものだな。君の正義は、もっと骨のあるものだと思っていたが」といった。ルイス警部は、ふらつきながら、バルリエに「分かった様な事を言うんだな、お前は。だが分かっていない、僕の正義は、簡単には屈しない」といった。バルリエは、ルイス警部に「そうか、その言葉が聞けて、嬉しいよ、ジョナサン」といって、右手でルイス警部の左頬を狙ってパンチをして来た。ルイス警部は、姿勢を低くして、そのバルリエのパンチを避けて、バルリエの胸ぐらと右肩を掴み、自分に引き寄せて、バルリエの右の脇腹に自分の左足の膝で膝蹴りを加え、次にバルリエの左の脇腹に自分の右足の膝で膝蹴りをすると、バルリエの左のこめかみを狙って、自分の右腕の肘で肘鉄を加え、次にバルリエの右のこめかみを狙って、自分の左腕の肘で肘鉄を加えた。バルリエは、ルイス警部の肘鉄を自分の肘で防いだ、ルイス警部は、又してもバルリエの胸ぐらと右肩を掴み、自分に引き寄せ、バルリエの右足に自分の右足を引っ掛けて、バルリエの体を傾けて地面に叩きつけた。バルリエは、大きくドスンと音を立てて倒れたが、地面を転がりながら、ルイス警部と間を取り直ぐに立ち上がると、ルイス警部の胸ぐらを両手で掴み、頭突きをバシンと音を立てて加えた。ルイス警部は、少し後ろに頭が倒れた。そこにバルリエは畳み掛ける様にして、ルイス警部の左頬に自分の右手でパンチをして、右頬に自分の左手でパンチをし、ルイス警部の右脇腹に自分の左手でドンと音を立ててパンチを入れて、ルイス警部の左脇腹に自分の右手でドンと音を立ててパンチをした。バルリエは、あざける様に笑い、ルイス警部に「どうした?先程までの勢いが無いじゃないか、ジョナサン」といった。ルイス警部は、荒々しく呼吸をしながら、バルリエに「お前の攻撃なんて、大した事無いさ、さあ来い」といって、格闘姿勢を取った。バルリエは、険しい顔をしながら、ルイス警部に「そうか、では遠慮無く行かせて貰う」といって、体を回転させてルイス警部に、自分の左足で回し蹴りをした。ルイス警部は、自分の左腕をL字に曲げて、バルリエの回し蹴りを防ぎ、バルリエの回し蹴りをして来た足の膝を、自分の右腕の肘で肘鉄を加え、自分の左腕の肘でバルリエの右のこめかみを狙うと、肘鉄を加えた。するとバルリエは、ルイス警部の左腕の肘鉄を、自分の右腕の肘で防いだ。次にルイス警部は、バルリエの左のこめかみに自分の右腕の肘で肘鉄を二回加えて、バルリエの前頭部に自分の左腕の肘で肘鉄を加え、バルリエのみぞおちに自分の左右の手で二回ずつパンチをして、バルリエの左の足の膝を自分の右足で、バルリエの体の内側に向けて蹴り上げ、バルリエのベルトの前と右肩を掴むと、背負い投げて地面に頭から叩きつけた。ルイス警部は、息を弾ませながら、バルリエに「もう十分だろ、痛い目にこれ以遭う必要はないだろ、観念するんだ」といった。バルリエは、ぐったりしながら、ルイス警部に「いや負ける訳にはいかないんでね、これからさ、ジョナサン警部」といって、突進して来た。ルイス警部は、バルリエに突撃されて後ろに吹っ飛び、地面に倒れた。バルリエは倒れたルイス警部の上に乗り、左手で首を掴み、右手でルイス警部の頬を何度もパンチをした。ルイス警部は、バルリエの左腕の肘を右手で内側へと向けてチョップして、相手の掴む手を緩ませ、その間に上体を起こして右腕の肘で、肘鉄を三発相手の左のこめかみに加え、最後に左のこめかみに右手でパンチを加えた。バルリエは「ぶふう」と声を出すと、口から血が飛び散り地面に転がった。バルリエは「うう、うう」と呻き声を上げている。
ルイス警部が一息ついているのも束の間で、バルリエがルイス警部の後ろに立ち、両袖からシャンと音を立てて軍用ナイフを出し、切り付けて来た。ルイス警部は、急いで立ち上がり両腕で相手の攻撃を防いだ。両腕が切り裂かれた、相手の攻撃は止まない、ルイス警部がバルリエの右からのナイフの攻撃を避けると、バルリエは左からのナイフの攻撃を繰り出し、ルイス警部の右肩が切り裂かれた。バルリエは、右手に持っているナイフで、ルイス警部に切り付けて来た。ルイス警部は、姿勢を低くして、バルリエのナイフの攻撃をかわして、バルリエのみぞおちに自分の左右の手で一回ずつパンチをし、自分の右足でバルリエの顎を蹴り上げた。ルイス警部は、切り裂かれた痛みに耐えながら、バルリエに「もう降参するか?バルリエ」といった。バルリエは、鋭い視線を投げながら、ルイス警部に「そうはいかないさ、勝つのは、私だ」といって、ルイス警部に自分の右手に持っているナイフを、左から右に切り付けて来た。ルイス警部は、バルリエのナイフの攻撃を姿勢を低くしてかわした。するとバルリエは、左手で持っているナイフをルイス警部に真直ぐに突き立てて来た。ルイス警部は、バルリエの突き立てて来た左手を自分の左手で掴み、自分の右手でバルリエの喉にチョップをして、バルリエの左のこめかみに自分の右手でパンチをした。そしてルイス警部は、素早くバルリエの後ろ側のベルトを自分の右手で掴み、襟首を自分の左手で掴み、頭から地面に叩きつけた。バルリエは、「ぶふぁ」と声を出し、地面でもがき、ゆっくりとその場から立ち上がり、体を回転させて右からのナイフ攻撃を繰り出した。ルイス警部は相手の右手を両腕で受け止めて、右足で相手の右のこめかみに蹴りを加えて、左足で相手の右足の膝の後ろを蹴り、しゃがみ込ませて、右腕の肘で相手の左のこめかみに肘鉄を二発加えた。懲りずにバルリエは、左からナイフを突き立てて来た、そのナイフはルイス警部の右足の太ももを突き刺し、血がナイフに垂れた。ルイス警部は「くくっ」と声を出して、左足でバルリエの顎を蹴り上げた。バルリエが、口から血を吹き出し、ルイス警部から剥がれて左手に持っているナイフを落し、うつ伏せになり、動かなくなった。ルイス警部は痛みで「くくう、くそっ深手を負ってしまった」と声を出した。数分が経った、ルイス警部が傷に気を取られていると、バルリエが、ルイス警部に「これで終わりにしてやる」といって、右手のナイフを投げて来た。そのナイフはルイス警部の左肩にグサリと刺さり、ルイス警部は痛みで「ぐぐぐっ」と声を出した。バルリエは、息苦しそうにしながら、ルイス警部に「次は外さないぞ、ジョナサン警部、今楽にしてやる」といって、左手のナイフを投げ様とした。その時ルイス警部は右足を庇いながら、急いで走ってピストルのSIG SAUER P229の所まで行き、拾い上げ、寝そべりながら、バルリエに「これでもくらえ」といって、ピストルをバンバン、バンバンと撃ち込んだ。バルリエは、左胸に二発と心臓に二発、銃弾を浴びて、その場に崩れ倒れた。ルイス警部は、ピストルをゆっくり下ろして、深く息を吸い込んだ、
暫くしてだんだん意識がぼうっとしてきた。そこへ「ジョナサン警部、ジョナサン警部」というエイドリアン中尉の声が聞こえて来た。エイドリアン中尉は、ライフルを構え、辺りを見回しながら、ルイス警部に近づき「ジョナサン警部、大丈夫ですか?怪我をしていますね。直ぐに救援ヘリが来ますよ、ダスティンの事もあって、先程連絡をしたんです。ジョナサン警部、眠っては駄目ですよ、あっ救援ヘリが来ましたよ」といった。ルイス警部は、ヘリのバタバタとプロペラが風を切る音を聞きながら、眠りに落ちてしまった。
ルイス警部が、月曜日にデンマークに到着してから六日経った、七日目の日曜日の午前八時で、英国では午前七時だ。英国のビヤール教授の部屋の電話が、朝の静けさを破り、けたたましく鳴った。ビヤール教授は、まだ眠い目を擦りながら、受話器を取った。ビヤール教授は、電話の相手に「はい、ビヤール」と電話をした。電話の相手は、ビヤール教授に「こちらトゥルージャスティスです、クリストフ・バルリエがやられました、待機していた彼の部隊は全滅です。ああ、しかし手に入れた貴重な童話の本と貴重な切手は無事です、ビヤール教授、どうしますか?」と電話をした。ビヤール教授は、溜め息をつき、電話の相手に「そうか、分かった、僕たちの活動の邪魔をする者たちの排除は失敗したが、目的の物は手に入ったという事だね。んん、分かった、本と切手は安全な場所に保管して置いてくれ、良いね、紛失する様な事が無い様に頼むよ。バルリエがやられるとは大きな痛手だな、何か策を講じなくては、ではこちらから、また連絡するよ」といって、通話は切れた。
ここはデンマークと同じ時刻の午前八時ちょっと過ぎのフランスのある本屋だ。本屋の店長は、本屋の在庫が保管されている部屋への階段をギギ、ギギと音を出して下りて行った。階段を下り切ると、本が山積みされているのが分かった、本屋の店長は、在庫保管室の奥へと行き、とても年代物の本をビニールの中に入れて、機材を使い、そのビニールの中を真空状態にして、山積みの本の横に置いた、その本は歴史的に貴重な童話の本だ。次に切手の紹介をしている本の中をナイフでくり抜き、中に額縁に入った真空状態の珍しい絵の切手を入れて、その本も在庫の山の傍に置いた。その後本屋の店長は階段を上り、自分の部屋に行き、飼っているアンドロイドの鯉の水槽の中に光輝く透明な石を入れて、その石を食べさせた。その石とはダイヤモンドなのだ。
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