第342話 迷える亡者の針山

 多孔質の石灰岩が大量の雨によって浸食されて形成した特殊環境、針岩の森ツィンギ。それがただの自然現象で作られた地形であるならば、奇妙な岩山と思うだけの話だ。

 だが、魔窟に呑み込まれたことでその特徴を鋭く伸ばし、まさに剣山の如く悪意に満ちた成長を遂げたならそこはもう立派な針山地獄だった。

「以前に訪れたときよりも、岩山が先鋭化されているな」

「ふぇええ……うっかりしてたら、体をぐっさり貫かれそうですぅ……」

 慎重に周囲を確認しながら刺々しい岩山を乗り越えていく。メグの言う通り、ふと顔を振り向けた先に突き出した岩があることも珍しくはなく、気を抜いてぼんやり歩いていると目を突かれてしまいそうだった。

「これはちょっと面倒な土地だね。あんまり急いで歩くのは危ないかも」

 真鉄杖を前方で揺らしながら、目の前に突き出した岩の先端を軽く叩き落として道を先導するレリィ。これぐらい注意深く進まなければいけない理由は、見渡す限り灰色の尖った岩が突き出しており、時々背景の灰色と混じって飛び出した岩が見えなかったりするからだ。


「うむ。こんな場所で戦闘になろうものなら、闘気で身を守れる騎士はともかく術士は迂闊に身動きとれず不利であろう」

「術式の選択次第だけどな。ミラは魔導人形の体だしそこまで気を使う必要はない。ムンディ教授はまあ、最悪死んでも復活するし、俺は全身を固い防御膜で覆う術式がある。風来も風の防護術式を使えばどうにかなるだろ。心配なのはメルヴィとメグの二人だが……」

「はいは~い! やわらか~い女の子の体してるメルヴィは、岩が刺さったら死んじゃうわ! んー……だから、クレスお兄さんかレリィお姉さんに守ってもらわないと!」

「それ逆にあたしが、かったーい体しているって言っているよね?」

「まあ事実その通りなわけだからな。どうにも危なっかしいなら、俺の防御術式をメルヴィにかけてやろうか?」

「え~……クレスお兄さんのそれ、砂鉄の鎧を着こむやつでしょぉ~? 防御術式っていうより、足枷の呪詛みたいじゃない?」

 足枷の呪詛とは心外である。魔力で砂鉄には浮力を与えているのでこの術式を使っていても重みを感じることはない。一方で砂鉄の質量そのものが衝撃を吸収してくれるので実に優秀な防御術式なのだ。今も、脇腹を肘で小突いてきたレリィの冗談にならない攻撃を見事に防いでいる。陥没してもすぐに元の形に戻って防御力が低下することもない。


「うぅ~……メグもちょっと遠慮するのです。さすがに砂鉄の鎧を着こんでしまっては、普段の動きはできないのです」

 メグの持ち味は高い機動力と攻撃力を活かした戦闘方法だ。確かに砂鉄の鎧を着こんでしまっては思うように動けないだろう。慣れていないメグにとっては、そちらの方が危機回避能力を奪う結果になりかねない。

「仕方がないな。二人はなるべく他の者の後ろに付いて歩け。目だけは突かないように気を付けろよ」

 自然にメルヴィとメグの柔らかい二人を囲うように陣形を組んで岩山を進んでいくことになった。

 そんなふうに地形への警戒をしながら歩みを進めるなか、ミラが呻くように呟いた。

「おかしいわね……。昔いた化け狐猿メガラダピスの姿が一匹もないわ。霧も濃くなってきたし……」

「言われてみれば妙だな。あいつらはここの環境に定着していたし、魔獣化して襲ってきてもおかしくないが」

 これまでの魔窟の傾向からしても、階層ごとに底なしの洞窟にかつて存在した獣などが魔獣化して襲ってきた。この針岩の森ツィンギであれば当然、奴らが敵になると俺も想定していたのだが、その影も気配も全くない。それがむしろ不気味だった。



 ますます深まる霧が視界を遮り、鋭く伸びた針状の岩が俺達の行く手を阻んでいた。

 一歩前へ進むのも危ういほどである。

「――待って」

 遅々として進まない行程に焦りが見え始めた頃、霧の向こうにぼんやりと浮かび上がった人影に気が付いたレリィが、全員の足を止める。

 むせ返るような湿気で深緑色をした髪が頬に貼りつくのも気にせず、レリィは翡翠色の目を凝らして人影の正体を見極めようとしていた。人影といっても、このような場所に真っ当な人がいるはずもない。

 魔獣化した化け狐猿メガラダピスか? 俺はそう予想していたのだが、奴らのように群れを成すわけでもなく唯一人、影は静かに佇んでいた。

 ──ぞくり、と背骨を撫でられたかのような悪寒が走る。

 直感的にわかった。

 あれは良くないものだ。


「あなた、こんなところにどうして一人でいるの……?」

 引き留める間もなく、レリィがその人影に声をかけてしまった。

 ふと微風が吹き抜け、立ち込めた霧がゆっくりと晴れていく。

 そこには明らかな亡者とみられる容姿の老人が一人、ぼろぼろになった黒い外套を羽織って不気味に佇んでいた。亡者の老人の体からは、塵のような黒い粉が途切れることなく舞い落ちている。

「あちゃー……。これは、妙なものを暴いてしまったかな?」

 ちらりと横を見れば、周囲の風を操って霧を晴らしたらしい風来の才媛が苦い顔を浮かべていた。


 明らかに死した者に対して、身構えるメグを俺はひとまず押し止めた。あれはまずい。非常に高濃度の呪力が目に見えて漏れ出している。

 迂闊に仕掛けるとどんな呪詛をかけられるかわかったものではない。

「これ、不死者アンデッドってやつだよね? こんな場所にいるってことは、クレスの知り合い……?」

「まあ、そんなところだな……」

 こんな場所に人間の亡者が徘徊しているというのは、どうにも不自然な感じだ。だとしたら、宝石の丘への旅路で同行した関係者とみるのが自然である。


 一声かけたレリィも亡者の姿を直に見て危険性を敏感に感じ取ったのか、相手を刺激しないようにじわりと翠色の闘気を体にまとわせてから、再び問いかける。

「ねえ、あなたはどうしてここにいるの? 何か助けが必要かな? あたし達は先を急ぐけど、いいよね?」

 刺激しないように優しい口調で、しかしなるべく関わらず、手早くこの場を切り抜けるような会話。


 しゃがれた声で亡者が喋った。

『先へ行ってくだされ』

 その返答には確かな遺志が感じられる。

 しゃがれた声は老人のそれというよりは、声帯の劣化による震えのようだ。喉のあちこちから音と空気が漏れているような、そんな奇妙な声だった。

「そう……。それなら、あたし達は先へ行くね」

 亡者と一定の距離を保って警戒しながら、レリィが手招きをして俺達を誘導する。見張っているから全員通り抜けろということだろう。レリィのやつ、ああいった類の存在は生理的に苦手だったはずだ。その嫌悪感を押し殺して、あそこまで割り切って対応できるのは大した胆力である。


「今の隙に浄化してしまえばどうですぅ? 聖霊教会としてはこれも見逃せないのですけどぉ」

「事を荒立てることもないだろう。無視して進めるならそれでいい」

「はいはい、メグちゃーん。お仕事熱心なのは偉いけど、ここは融通利かせて行きましょうねー」

「むぅ……教会のお仕事は面倒ですが、怠慢に過ぎるのもちょっと罪悪感があるのです……」

 すっかりお姉さんぶったメルヴィがメグの両肩を押して亡者の脇を通り抜けていく。

「私達も行くわよ。あの亡者を哀れに思う気持ちもわかるけど……」

「いや、別に俺はどうとも思ってないが」

「……あんた、それはどうなの……」

 ミラは何か言いたげな表情を浮かべながらも、それ以上は口を噤んで亡者の脇を通り抜けていく。やや大きめに距離を取りながら進むミラにならって、俺も亡者を刺激しないように少し迂回しながら通り抜ける。


『なぜ……置いていった?』


 通り過ぎようとする俺の背中に、再び不気味な声がかけられた。

 それまでのただ不気味で静かな声とは違う、恨みのこもった冷たい声音。


「クレス!! 止まらないで――」

「いや、ダメだろう。そうすんなりとは行かせてもらえないみたいだ」

 進もうとした先の道。針岩の陰から別の亡者が姿を現していた。いつからそこに潜んでいたのか。ミラが通り過ぎるまで誰もその存在に気が付かず、突然俺達の間へ割って入ってきたようだった。

 背はそこそこ高め、生前はまだ若い男の術士だったのか髪だけは黒々としている。しかし、老人の亡者と比べてもこちらは衣服の損傷が激しく、血で汚れた白い貫頭衣の胸元に大きな穴を開けていた。


『どうして――助けてくれなかったんです?』


 ごぉごぉと胸から空気を漏らしながら、恨めしさを含んだ糾弾の声を吐き出す。

 そしてもう一人、わかりやすい武闘術士の格好をした女の亡者が現れる。亡者とは思えない身軽で柔軟な動きによって針岩の上から跳躍し、俺達の背後へ回り込むように着地した。


『答えて。私達は捨て石だったってこと……?』


 袖丈の短い厚手の胴着に脛当て、額当てを身につけた軽装備の武闘術士。体中に小さな傷を負って、腹に大穴を空けた女の亡者が意外にもはっきりした声で問いかけてくる。


 三人の亡者。特別に珍しくもない武闘術士の姿格好をしている。この三人の印象は薄すぎて俺はほとんど記憶になかったのだが、宝石の丘への道を辿る覚悟を決めた際に録場機を再度見直したことで、彼らがここで命を落としたことはわかっていた。

「覚えているのかしら? 当時のあんたは気にも留めていなかったと思うけれど。彼らは最初に脱落した、同行者の一団。その成れの果てだわね」

「忘れていた。だが、録場機を見直して思い出した。『エリザ武闘術士団』。宝石の丘への旅路で、真っ先に死んだ間抜けどもだ」


 俺の侮辱的な発言に反応したのか、亡者達からざわりと黒い靄が立ち昇り、彼らは一様に戦闘態勢を取った。

「魔導技術連盟の記録でも、宝石の丘への旅路に同行した者の一覧に名前があったね。拳闘術士エリザ、医療術士アニック、武闘術士オジロ……といったかな? 生前はそこそこ優秀な術士の三人組だったはずだよ」

 風来の才媛がいらぬ情報をわざわざ教えてくれる。注意のつもりで言ったんだろうが、素性が知れると戦うのも気が引けてくるのでやめてほしかった。

「結局やるしかないってこと!?」

「半ば予想はしていたけどな。メグ、出番だ! 俺とレリィで亡者を抑える。メグには浄化を頼むぞ! 他は周辺の安全確保! 亡者が針岩の山に逃げ込まないように囲め!」

「はぁー……もう~けーっきょくメグが働かされるんじゃないですかぁ」

「亡者一体の浄化につき、金貨五枚くれてやる」

「やってやるですぅ!!」

 現金なものだ。すっかりやる気になったメグは、手近にいた医療術士アニック……の亡者へと戦棍を構えた。



 がぁんっ、と強化鋼の籠手を打ち鳴らして亡者エリザが動いた。

風拳ふうけん旋風つむじ!!』

 両脚で大地を蹴り、一気に跳び上がった後に両手から旋風を背後に噴き出し、俺に向かって急降下を仕掛けてくる。

火拳ひけん焼鏝やきごて!!』

 すぐさま別の武闘術式に切り替えて拳を突き出してくるエリザ。


鉄血造形てっけつぞうけい!!』

 俺の方も準備していた迎撃の術式を発動する。既に装着済みの『鉄砂の鎧』が形状を変化させて、右拳を何重にも押し固まった砂鉄で包み込み、巨大な鉤爪のついた五指を瞬時に生み出す。

 燃え盛る亡者エリザの右拳を包み込むように受け止め、そのまま炎ごと握りつぶした。拳が潰されようとも怯まぬエリザは左拳を俺の脇腹に打ち込んでくるが、『鉄砂の鎧』が鉄と空気を何層にも重ねた壁を作り出して、衝撃と熱を遮断する。

 両拳の攻撃を完全に防がれたエリザはそれでも攻撃を止めずに蹴りを放ってくる。だが、何の術式も付与していないただの蹴りなど俺に通用するはずもなく、大きく鉄の鉤爪を振るってやれば質量に負けてエリザは吹っ飛んだ。鉤爪はエリザの脚を太腿から切断して行動不能にしたが、すぐさまエリザの体が光に包まれると潰した右拳ともがれた脚が再生されていく。


「この亡者、治癒術式を使うのです!? それなら真っ先に潰さないといけないのです!!」

 亡者エリザに止めの追撃を放とうとしていたメグが攻撃対象を亡者アニックに切り替える。見れば、アニックの持つ杖先から伸びた光の糸がエリザへと繋がり、継続的な治癒術式を施していた。常時回復効果のある治癒術式をかけた状態で、エリザが捨て身の攻撃を仕掛けてくる。それこそが本来の彼らが得意とする戦法だったのかもしれない。生前には見ることのできなかった巧みな連係。そこには当然もう一人、亡者オジロも加わってくる。


氷刃ひょうじん段平だんびら!!』

 オジロの杖に氷の刃が成長し、一振りすれば無数の氷柱が空中に出現して飛翔する。狙いは全て俺に向けてのものだ。まったくもって恨みを買っているようで我ながら業の深さに辟易する。

 殺到する恨みの呪詛はしかし、間に割って入ったレリィが闘気を纏わせた真鉄杖によって全て砕き散らす。老人とは思えない素早さで接近してきていたオジロの氷の刃も、俺に到達する前にレリィが受け止める。上段袈裟斬り、下段斬り払い、中段突きと流れるように間を置かぬ連撃をレリィは全て防御に回って防いでいた。周囲が針岩で下手に動き回れないなか、極力その場から動かない立ち回りでレリィは見事に防ぎきっていた。


 この戦いはただ相手を撃ち滅ぼせばいいというものではない。本当の意味で決着をつけるために、彼らの最期は浄化によってなされねばならない。

 メグもそれがわかっているので迂闊に突っ込んでは行かず、確実に敵を倒し切れる機会を待っていた。

(──鉄砂てっさに包み、血をもって固めよ──)

鉄血縛呪てっけつばくじゅ!!』

 鉄砂の鎧から分離した砂鉄の奔流が亡者エリザを呑み込み、針岩に押し付けると急速に赤く錆び付いて動きを封じた。アニックによる治癒術式が継続されているが、五体満足であろうとも血のように一度固まった『鉄血縛呪』の呪詛からは逃れられない。


 攻撃の要となるエリザの動きを封じたところで、こちらが攻勢に出る好機とみてメグが即座に動き出す。

(――世界座標、『聖者の蔵』より我が手元へ――)

『聖なる篝火をここに!』

 浄化の炎を戦棍に宿したメグが、亡者アニックを一撃のもとに打ち据えて地面へと叩き伏せる。


『どう……して……助けて……くれなかったん……です?』

 ごぉごぉと胸から空気を漏らしつつ、亡者アニックが呪わしき問いを投げかけてくる。


 メグはその問いには答えず、ただ粛々と浄化の祈祷儀式を行っていた。

『……異界座標、煉獄より我は喚びこむ。あらゆる亡者を灰と化すもの。主の慈悲深き光の下で、魔に憑かれし、さまよえる魂に安息を……!!』

 亡者アニックとエリザの二人をまとめて包むほど広範囲に無数の光の粒が立ち昇り、異界より浄化の炎が召喚される。

『煉獄浄火!!』

 一気に燃え上がった炎が二人の亡者を囲い込み、焼き尽くしていく。

 赤熱する鉄の呪縛の下で、亡者エリザが最期の抵抗とばかりに呪詛を吐き出す。

『答えて。私達は捨て石だったってこと……?』

 まるでそれだけが心残りであったかのように、俺の心へと刻み込むように問いかけてくる。

 俺はこの問いに答えねばならない。先へ進むためには呪詛を真っ向から打ち破る答えを――。


「ああ、そうさ。綺麗ごとなど言うものか。言い訳もしない。あの時の俺達は互いに利用し合うだけの関係でしかなかった。あの旅路は……人の誇りも尊厳も踏みにじって進む、そういうものだったんだよ!!」

 輝かしくも武勲詩にうたわれるような夢と希望に満ちた旅などではなかった。俺は己が帰還できる可能性を高めるために、危険な旅への同行者を募った。募集に応じた者とて、あわよくば俺を出し抜いて利益を手に入れんと考えて、誰もが互いに利用していただけだ。全てはその結果でしかなく、誰が誰に責任を負うものでもなかった。

「俺自身も失ったものがある。俺はそれを取り戻しにきた。お前達のことを哀れとは思うまいよ。ただ道半ばに夢破れた冒険者として、迷わぬように現世への執着を断ち切ってやる」

 亡者二人は黒い煙となって燃え尽きた。残るはあと一人。


 レリィとの攻防によって既に手足を失い、地に伏せる亡者オジロへ俺が手ずから引導を渡す。

 苦礬柘榴石パイロープの魔蔵結晶を握りしめ、浄化の術式を発動させた。

(――異界座標、『煉獄』に指定完了――)

『異界より来る理を、異界へと戻せ……!! 因子還元いんしかんげん祓霊浄火ふつれいじょうか!!』

 『煉獄』より召喚された異界の炎が亡者オジロを包み込んだ。


「……俺達が先へ進んだ後も、あんたはずっとここで二人の冥福を祈っていたんだろう。だが、あんたの魂を救ってくれる者はこれまで訪れなかった。かつて旅を共にした者の情けだ。せめて俺が現世に未練を残さぬように送ってやるよ」

 亡者オジロは虚ろな眼窩で俺を見上げていた。

 滅びる間際の亡者が最後に一言、喉を震わせる。


『……先へ行ってくだされ……』


 もう一度だけ発せられたその言葉は、安堵と諦め、そして他にも複雑な想いを含んで聞こえた。

 煉獄の炎が火勢を弱め、跡にはただ真っ白な灰だけが残る。やがてそれすらも空気へと溶けるように散っていき、亡者の呪詛は完全に浄化されたのだった。

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