第103話 清算される咎

※関連ストーリー 『惨劇の跡』参照

――――――――――


 錆びた短剣、折れた長剣、歪んだ斧、欠けた大鉈……。

 種類豊かな武器を手にする骸骨兵が、生者の命を刈り取らんと群れになって行進していた。

 頼りない足取りで隣同士ぶつかり合っては骨の打ち合う音を鳴らし、時には骨の弱い個体が足を折ってそのまま大地に崩れ落ちる。

 地に伏した骸はそのまま大地とみなして踏みつけられ、怯むことなく亡者の行進は続いていく。


 狭い洞窟の構造上、朽ち果てた骨の数だけ生まれ来る骸骨兵の軍勢と、ある騎士隊との戦端が開かれたのは当然の成り行きであった。

 骸骨兵に囲まれているのは四人の女性達。

 そして先頭に立って戦っているのは、真っ白に塗装された軽銀の鎧を装備する女騎士。

「骸骨兵め! 手応えのない割に数だけは多いな!」

 振るわれたダマスカス鋼の長剣が、ゆっくりと歩み寄ってきていた骸骨兵を三体まとめて薙ぎ払う。

 骸骨兵は首、背骨、腰骨を斬り折られて、その場に崩れ落ちた。


「ひゅぅ~♪ やるねぇ、セイリス! こちらも負けていられないね」

「イリーナ、よそ見をしないでください! 骸骨兵が来ます!」

「大丈夫だ……って!」

 飾り気のない鋼の長剣を上段から斜めに切り下ろし、迫り来る骸骨兵を袈裟懸けに切り伏せる。

 額に巻いた真っ赤な髪留めの帯を翻らせ、冒険者イリーナは次々と骸骨兵を倒していく。


「お、おぉ~い! こっち! 助けてくれ! あたし接近戦は苦手なんだよぉー!」

 快調に骸骨兵を切り伏せていくセイリスとイリーナとは別に、大鉈を持った骸骨兵と短剣一本で切り結ぶ少女が悲痛な叫びを上げていた。

「た、大変です! エシュリーが! 今、私が……え、ええいっ!」

 真っ白な法衣を着た女術士が横手から走りこんでいき、円環を先端に束ねた錫杖を振りかざして、エシュリーと切り結ぶ骸骨兵を殴りつける。

 ぼぐん、と鈍い音を発して頭蓋が砕け、殴打の勢いで地に突っ伏す骸骨兵。


「や、やる~……。助かったよ、ミレイア」

「いえ、エシュリーが敵を惹き付けてくれていたから、攻撃を当てられたんです」

 それにしても一撃で硬い頭蓋骨を砕いてしまうのは、医療術士にしては並外れた腕力であると言えるだろう。もっともミレイア自身はその自覚があまりなかった。医療術士はその職務上、戦場において最後まで生き残っていなければならない。自然と身を守る術として、体力も付くというものだ。

「驚いたね、武闘派でもやってけるんじゃないの?」

 さらに数体の骸骨兵を切り倒しながら、ミレイアとエシュリーの援護に来たイリーナが感心した様子で言った。


「イリーナまでそんなことを……」

 ミレイアはイリーナの言葉を冗談と捉え、ややむくれた表情を作る。

「こらこら、二人とも気を抜くなよっ。セイリスがまだ戦っているんだからな!」

「あっ、ごめんなさい」

「まあ、でもセイリスの方もすぐ片付くさ」

 接近戦の苦手なエシュリーは余裕のない様子で辺りの警戒を続けているが、骸骨兵の軍勢は後続が戦闘の途中から別の道に方向転換したようで、イリーナの言うように骸骨兵からの攻勢が弱まってきたのは確かだった。

「せぇいっ!!」

 群青色に輝く闘気を身にまとったセイリスが気合い一閃、骸骨兵を縦真っ二つに切り裂いて、この場での戦闘に終止符を打った。



「しかし骸骨兵の軍勢とは、これまでにない敵だったな」

 骸骨兵、最後の一体を倒したセイリスがミレイア達三人と合流する。

「確かにね……一体ごとの戦闘力はこれまで出会ってきた獣や魔導人形に比べると随分劣るし、脅威なのは数だけって感じだった」

「どっちにしろ脅威には違いないじゃん。何がそんなに違うっての?」

 主に剣を振るって戦ったセイリスとイリーナは、骸骨兵に対して違和感を覚えていた。エシュリーにはわからないようだが、ミレイアもまた骸骨兵の軍勢は底なしの洞窟において不自然な存在のような気がしていた。


「あれほどの数を生み出して操るのは、かなり力のある術士の仕業と思うのですが……それにしては骸骨兵の錬度の低さが気になります。命令を与えるにしても、もっと行動の選択肢はあっていいはず。この単純な行動の理由は――」

 考察を深めながら地に倒れた骸骨兵を見やったミレイアは、割れた頭蓋骨から黒い靄が立ち昇っているのを見て、自らの大きな勘違いに気が付いた。

「いけない! イリーナとエシュリーは下がって!!」

 ミレイアが叫んだ瞬間、黒い靄は急に揺らめき意思を持って動き出す。黒い煙の尾を引きながら、靄はエシュリー目指して襲い掛かろうとしていた。何が起こっているのか全く理解できていないエシュリーは無防備に立ち尽くしている。

(――迂闊だった。骸骨兵には、邪妖精が宿って――)

 ミレイアの援護は間に合わない。


 邪妖精がエシュリーの体へ憑依する寸前、横合いから群青色の光が地を奔り、邪妖精の黒い靄を吹き散らした。

 地を奔る光の後に続いて、セイリスが走りこんできてエシュリーを背に庇い邪妖精に相対する。

「ミレイア! こいつらは闘気で倒せるのか!」

「――っ、はい! 闘気なら倒せます! 私が動きを封じますので、止めを刺してください!」

 黒い靄が何であるか、闘気が通用するかどうかさえセイリスは知らずに、直感だけでエシュリーとの間に割って入ったことにミレイアは驚きを隠せなかった。しかし、その瞬時の判断がエシュリーを救ったことは間違いない。

 術士であるミレイアと騎士であるセイリスは邪妖精のような幻想種に対して対抗する術を持つが、そのどちらでもないイリーナとエシュリーが憑依されたならまず自力では抗えず、救い出すにしても相当な苦労を要する事態になるところだった。


 ミレイアは気を落ち着かせ冷静になり、邪妖精を捕らえるべく術式の構築に意識を集中する。

(――魔を導く路を大地に刻み、枷となせ――)

『連環回路!』

 錫杖の先端を地面に突き込み術式を発動すると、洞窟の固い地面に螺旋模様を基調とした円形の魔導回路が刻まれる。幻想種の存在情報を撹乱し、一時的に拘束する効果を発揮する陣だ。

 邪妖精は連環回路に引き込まれて身動きが取れなくなり、球体の闇として空中にわだかまる。


「今です! セイリス!」

「承知!!」

 セイリスが全身に群青色の闘気を漲らせ、その青い光を剣先に集中した。

 宙に囚われた邪妖精めがけて群青の光を突き込むと、黒い靄が一瞬で青色に染まり、光の粒となって霧散し消滅していく。

 闘気によって存在情報を掻き乱された幻想種は、魔導因子の波となって世界に散逸していくのだった。




「ふう……どうにか切り抜けましたね……」

「えーっとさ……一体全体、何と戦っていたのか状況が掴めなくて困っているんだけど」

 ほっと一息ついているミレイアに、蚊帳の外にいたイリーナが尋ねる。彼女から見れば、黒い靄が突然現れて、闘気をまとったセイリスがそれを吹き散らしたのだが、肝心な部分が理解不能なままだ。

「うんうん、同じくあたしも。目の前で起こったことが良くわからなかった。セイリスは何を斬ったんだよ?」

 危険な状況にあったエシュリーもまた、事態を把握できてはいなかった。


「二人とも、今のが幻想種というものなんです。騎士か術士でなければ彼らに抗う術はありません。憑依されてしまえば体を操られるか、最悪は混じり合って魔人と化します。そうなったら二度と元には戻れず、自分の意思で生きていくこともできません。死ぬまで幻想種の呪いに支配されることでしょう。ですから、お二人はもし幻想種との戦闘になったら……とにかく逃げてくださいね」

 ミレイアの真剣な説明に、イリーナとエシュリーは顔を青くしながら頷いた。

 幻想種のことをよく知らず、遭遇したことがない人間からすれば、初見で彼らに襲われた場合には何が起こったのか理解することもできず、まず助かる見込みはないのだ。


(――そういえば、魔人、というわけではないと思うのだけど、ビーチェは今どうしているのかしら……)

 以前に洞窟で遭遇したときには魔人の類ではないかと疑われもした少女ビーチェ。

 底なしの洞窟は以前にも増して危険度が跳ね上がっていた。もしも少女がまだ洞窟の中で生活しているのだとしたら、一刻も早く保護しなければならない。

 ミレイアが底なしの洞窟に何度も挑むことになった理由であるビーチェの安否確認。

 あちこち跳ねて伸び放題の黒髪、その隙間から覗く金色の瞳。左目の下には特徴的な泣き黒子があった、と少女の面影を思い出す。


「……あれ? なんだろ、誰かの気配が近づいてくる……」

 物思いに耽っていたミレイアの意識を引き戻したのは、不意に漏らしたエシュリーの呟きだった。猟師のエシュリーは人や獣の気配に敏感だ。術士の探索術とは異なるが、それなりに信頼できる精度で動物の接近を知覚できる。

 慌てて身構えるミレイアの前に、まもなく小さな黒い影が飛び込んできた。

「う!?」

「え?」

 目の前に現れたのは一人の少女だった。あちこち跳ねて伸び放題の黒髪に、金色の瞳――。


(あ、ああ!? ビ、ビーチェ!!)

 前に見たときよりも背丈が伸びて、やや肉付きは良くなっていたが、その少女は紛れもなくミレイアが探していたビーチェに違いなかった。

 思いも寄らぬ突然の遭遇にミレイアは混乱してしまい、うまく言葉が出てこない。

 一方、ミレイア達一行と鉢合わせたビーチェもまた慌てふためき、すぐさま来た道を引き返して逃げようとする。

「ま、待って――ビーチェ!!」

 頭の中は真っ白なままだが、とにもかくにも一度話をしなければと思ったミレイアは、必死にビーチェを呼び止めた。


 名前を呼ばれたビーチェはぴたりとその場に静止して、疑念を顔に浮かべながら振り返った。

 ひとまず、落ち着いて話をする機会は得られたようだった。

「こんにちは」

 じっとビーチェを見つめるミレイア。

 不思議そうな顔で見返すビーチェ。

「一度、会っているのですけど……覚えていませんよね」

 ビーチェの表情から自分のことを覚えていない様子だと感じたミレイアは、一方的に想いを募らせていた自らの滑稽さに今更ながら気が付いて苦笑する。

 だが、ビーチェの反応はミレイアが考えていたものとは少し異なっていた。

「……? 会ったこと、あるかも。でも、誰? 名前、知らない」

「え? あ、ごめんなさい。そういえば私、あなたに名乗っていなかったかも……」


 ビーチェが自分の顔を覚えていてくれたことに喜びを感じると共に、まだ名前すら名乗っていなかった自分の迂闊さを改めて呪う。

 これでは警戒されても当然だ。

「改めまして、私はミレイア。魔導技術連盟に所属する三級術士です」

「連盟の術士……クレスと一緒……」

 ミレイアの自己紹介に対してビーチェは納得したように頷き、警戒心が薄らいだのが目に見えてわかった。


「私は……その、深い知り合いでもないのに変に思うかもしれないけれど、あなたのことが心配で……ずっと、ずっと探していたの……。麓の村があんなことになってしまって、あなたの無事を確認したかった……」

 言いたい事もまとまらず、感情ばかりが先走ってしまう。

 恐る恐るビーチェとの距離を詰め、割れ物を扱うように少女の体を抱きすくめる。

「あ……」

 ビーチェは逃げ出さずに、ミレイアの抱擁を受け入れた。

 直感で察してくれたのだろう。

 ミレイアが決してビーチェに危害を加える者でないことを。心から本気で心配していたのだということを。


 いつの間にか抱擁していたはずのミレイアの方がビーチェの腕に抱かれ、その小さな手で背中をさすられていた。

 何故か救われた心地がして、自然とミレイアの頬を涙が伝う。

(――ああ、本当に私ったら、駄目ですね。ビーチェを保護しなければなんて、ただの口実……。私はただ、あの惨劇の生存者に会って許しを得たいだけだった――)



 ひとしきり泣いて、ミレイアはようやくビーチェと正面から向き合うことができるようになった。

「ビーチェ、ひとまずあなたが無事だったことは安心しました。でも、色々と聞きたいことがあります。あなたは一人で、この危険な洞窟に住んでいるのですか? 私はそのことが気がかりでなりません。何か理由があるのでしょうけど、良かったら私と一緒に来ませんか? もっと安全な場所で、街で暮らすこともできるはずです」

 ミレイアの申し出にビーチェは静かに首を振った。

「私、やることがある。洞窟の奥にいる、クレスに会いに行く」

「クレス……というのは、ひょっとして錬金術士クレストフのこと? ビーチェ、あなたの保護者なのかしら?」

「ん、とっても、大事な人……」

 はにかんだ様子から、単なる庇護の関係ではない、親愛の情が窺えた。そして、彼女が洞窟を引き返すつもりがないこと、その強い意思も感じることができた。


「師匠に会いに行くというなら、私と目的は同じだな。どうだろう、一人より二人、一緒に行かないか?」

 気さくに声をかけるセイリスに、ビーチェは金色の瞳で鋭い視線を送る。

「誰? クレスの何?」

「あ、ああっ……子供に、純真そうな少女に疑いの目で見られた……! 私は、私はそんなに信用がないのか……」

 ひどく冷たい対応に心が折られたセイリス。ミレイアは苦笑いしながら、ビーチェの誤解を解いてやる。

「この人は私の仲間で騎士のセイリス。あなたの大事な人を、剣の師匠として尊敬しているのよ」

「尊敬、ならいい。一緒に来ても構わない」

 途端に刺々しい態度を引っ込めて、地に跪くセイリスの肩をぽんと叩く。

 セイリスは地獄から生還したかのような表情になって、ひしとビーチェへ縋り付く。その頭を優しく撫でてやるビーチェ。ミレイアも人のことは言えないが、どちらが子供だかわからない状況であった。


「ねえ、ビーチェ。もし良ければ私も、あなたが大事な人へ会いに行く手助けをしたいのだけど。同行してもいいかしら?」

「……別に、構わない。私がやることは変わらないから」

 ビーチェは特に気にした様子もなく、あっさりとミレイアの申し出を了承した。

「そういうことなら、ここまで来たからにはあたしも付き合おうかね」

「し、仕方ねぇーなー……名猟師エシュリー様としちゃぁ気が進まないんだが、うん、仕方ない、付き合ってやるさ!」

 イリーナとエシュリーも同行を決意して、ここに女五人の小隊が結成された。


「では、ひとまず場所を移動しましょうか。骸骨兵の残党が戻ってきたら厄介ですし」

 しばし再会の喜びに浸っていたミレイアであったが、底なしの洞窟では常に危険が付きまとうことを思い出し、気を引き締めなおす。

「……言ってるそばから何だけど、また誰か近づいてくるみたいだ。どうする?」

 エシュリーが何者かの接近を察知すると、びくりとビーチェが身を震わせて焦ったように辺りを見回した。風の音か空耳か、「まーてー……」という声がミレイアにも聞こえた気がする。

「思い出した。変な女の人に追われているの……」

「変な女の人? それは――」

「こっち。近道、知っている。ついて来て」

 ミレイアの問いかけには答えず、ビーチェは手を引いて先頭を行く。


「ビーチェは道がわかるのか?」

「ん、一番最下層まで、覚えている」

 セイリスの質問にビーチェは簡潔に答えた。その迷いない答えにイリーナが賞賛の口笛を吹く。

「何だかもう、ビーチェが隊長みたいだね。頼むよ、ビーチェ隊長!」

「任せて」

 小さな胸を大きく張って、ビーチェは駆け足で洞窟を先導していった。




 その後、ビーチェ率いる小隊は数時間をかけて中層部へと到達した。ここまで猛獣との遭遇が何回かあったものの、迷うことなく地下河川の流れる場所までやってくることができた。中層部に地下水脈が流れていることはあらかじめ情報として得ていたので、ビーチェが本当に道を知っているのだという事実をミレイア達は理解した。

 そしてもう一つ重要な情報が、中層部に立ち塞がるという謎の守護者の存在だ。中層部に踏み入ってからの生還者が極端に少ないため、そこに何か恐ろしい敵がいるということだけは予想されていた。


 中層部を進んでいくと予想通り、彼女らの前には明らかに普通の骸骨兵とは異なる、水晶で体を成す全身骨格スケルトンが立ち塞がった。暗い眼窩に青い光が宿り、水晶で出来た六角錐の棍棒を構えている。

 ――水晶髑髏の餓骨兵。

 今日に至るまで、数多くの侵入者を撃退してきた強力な守護者である。

 身構えるミレイア達であったが、その中でビーチェだけは無造作に近づいていき気楽に声をかける。

「クリスタン……お勤めご苦労様」

 声をかけられても何の反応もしない餓骨兵。だが、ビーチェの姿を認めた餓骨兵は素直に道を譲り、後に続く一行を静かに見送った。

 その様子を不気味に思いながらも、ミレイア達は先へと進んだ。


「この辺に休憩所あるから、少し休む」

 そう言って、何もない岩壁に向かってビーチェは歩みを進める。

「え、ちょっと、ビーチェ? ぶつかる、ぶつかります!」

 慌てて引きとめようとするミレイア共々、ビーチェは幻惑の呪詛で隠された扉を抜け拠点へと入っていった。

 そうして岩壁へと吸い込まれていく二人を見送った残りの三人は、お互いに顔を見合わせて肩をすくめた。


「こりゃ、なんだかとんでもないダンジョンマスターを仲間に引き入れたようだね」

「うう~ん、これも師匠のなせる業か。底が知れない」

「もうほんと、引き返せないところまで来ちゃったかなー、あたし」

 三者三様の感想を口にしながら、彼女らもまた幻の岩壁の向こうへと姿を消していくのだった。

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