『light』

君に会いたい

君に会いたくて

どれだけの思い募らせて来ただろう

何十何億年と紡ぐ思い

どうか聞いて欲しいこの歌を


あれから月日は流れて

別々の道を歩み出した

優等生 優しさの塊

善意しかない 君に翻弄

からかわれてばかりで

素直になれない

答えが出ぬ もどかしい


そんな 日々は 色褪せずここにある


君に会いたい

君に会いたくて

夢にまで見る君の横顔が

笑う君に見惚れていたんだ

何度も目で追っては逸らした

そんな君に捧ぐこの歌を


幼馴染で溢れていた

遊びつくしていた毎日よ

授業中 休みの時さえ

部活の合間にも 君がいる

懐かしい思い出に

浸っては悶々

どうしたらいい? どうすればいい?


この気 持ち 伝えたいよ


君に会いたい

君に会いたくて

アルバムを漁っては君を探す

街に埋もれる人混みさえも

電車に揺られるひと時さえ

君の面影を探してる

女々しすぎるこの歌よ



思い出が重なっては

泡となり消えていく

繋いだこの手と手は

もう結ばれることはない

何度も話そうとした

でも言えばしなかった

君を思うほどに

伝うことを拒んだ

君が幸せならと

笑って誤魔化した

そんな君に送る

遅すぎたラブレター

音信不通の君は

どこで何をしてるの?

抑えきれぬ思いよ

この身が朽ち果てようと

死ぬまで思い続ける

独り善がり見苦しい

諦められぬ恋よ

世界中で一番

あなたを愛しています


こんな歌を

聞かされても

困るだろう


それでも 君に 伝えたかった


君に会いたい

君に会いたくて

募り募らせてきたこの思いよ

胸に居座り続ける君と

共に幸せになりたいと願う

口に出さずにただ笑ってる

君を独り占めしたい日々よ

永遠に誓い続けるこの愛を



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

LOVELESS 「S」 @sonshi0423

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ