江戸末期、金も家族も若さも無い、ないない尽くしのアラフィフおじさん平八。
そんな平八に、ふとある未来の記憶が蘇る。それはこらから日本が欧米列強に食い物にされるという未来。
食い物にされるのは次の世代の事。ぶっちゃけ自分にはあんまり関係ない。
国の行く先を考えるのは侍の仕事、日暮しの自分には関係ない。
…それでも、知っていてなにもしないのは寝覚めが悪い。
義憤ともちがう、なんだか薄ぼんやりとした動機だが、それでも平八は歴史を変えてゆく。
180話以上ありますが、物語はサクサク進み、読み始めたらあっという間です。国造りの方針さえ統一されていればこんな歴史もあったのかな?ととても楽しく読めます。
改変物好きな方にぜひぜひ読んでいただきたい作品です。