未だ読んだことのない幕末改変もの。

この作品を読み始めて受けた衝撃は、すごかった。決して起こり得ないはずの幕末が書かれている。これを歴史改変ものと呼んでいいのかはわからないが、歴史の未来が何本もの線に分かれているのなら、可能な限り最善手か次善の手を打って、なんとか悲劇を招かないように奮闘する人々と、それを操る黒幕の行動を外部から、ガラスの目で観察している記録のようなお話です。なんだか、アシモフの銀河帝国興亡史を読んでいるような気がしてきた。まだ、終わっていませんが、GWの残りを読書で過ごす人にお勧めします。