豆柴リキのショートショートな日常

第7話 Vol.4 『想像してごらん』 （ショートショート・ロック）

世界的なウイルス感染で、誰もが不要不急な外出を控えるようになった。　普段は気にしていないことが気になるようになる今日この頃。　政治に関心がなかった（あったかもしれないが、日常の忙しさが勝っていたのかもしれない）アイドル歌手が政策に反対しただけで、叩かれていた。　「歌だけ歌っていろ」っと。　誰もが声を上げていいだろう？　誰もが声を上げていいだろう？　その声で、よりよい明日が来るのなら。　その声で、よりよい未来が来るのなら。　その声で、まだ見ぬ子どもたちが救われるなら。　〔想像してごらん〕誰のために反対してるの？　〔想像してごらん〕誰のために叩いているの？　〔想像してごらん〕誰が老いたあなたを助けてくれるの？　理想を語れなくされた子どもたちが老いたあなたを助けてくれるだろうか？