応援コメント

弐〜久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」への応援コメント

  • >——国立。その四文字を口にして、葉太は意図せず生唾を飲み込んだ。

     細かいところだけれど、『国立』は二文字ですよね?
     四文字と表現するならば、葉太先生の内心の表現を『こくりつ』や『コクリツ』としないとおかしいかな?
     私なら『国立』は、二文字と認識します。音ではなくて、文字(漢字)のイメージです。

    >家庭調査票によれば、桜子の両親はともに理化学研究所の治療薬の開発研究員だという。

     おおぅっ! 理研ですか? STAP細胞を思い出しますね。

     志望校は『大学南校』ですか?(→そんな古くはないっ! なお『大学南校』は、『東京大学の法学部・理学部・文学部』の前身。ちなみに医学部の前身は『大学東校』)

    >「成績だけ良くたっていいことなんてありませんよ」

    >「ねぇ先生、吉野の桜って……」

     何か思うところがありそうですね、桜子ちゃん。

    作者からの返信

    確かに文字で見ると漢字二文字の方が印象強いですね。
    葉太自身の話す感覚の方を重視して、「四音」にしてみました。
    口を自分で動かしたときの生々しい感じ、とでも言いましょうか。実際に音にしてしまったときの強い印象を出したいのです。

    理研というとあの一件以降、おっしゃるイメージが強いみたいですね。
    大学南校……不勉強で初めてしりました。
    お読みになれば志望校がわかるかもしれません。

    >「成績だけ良くたっていいことなんてありませんよ」

    これは私の本心も入ってますね。学校の勉強を頑張って得るものが大きいのも確かですが、実際の社会や日々の生活で学校の成績など関係のないことなんていくらでもありますからね。

  • ちょっとコメント欄を拝見しまして……、
    私は個人的に丁寧語とタメ語が混在するのは全然気にしないですね。
    実際に人と会話をしていて、徹頭徹尾敬語で!とか、逆にタメ語で!っていう方が少ないのかなって思いますし。入ったばかりのバイトで先輩に敬語使ってたら、実は先輩って言っても一週間しか違わなかったり、めっちゃ年下だったりした時の「これ逆にため口の方が良いのかな~」っていう探り探りの状態とか、あるじゃないですか。私はあります(笑)

    だから、何ていうか、逆にそっちの方が自然な感じしますね。教師という立場で語らねば、の丁寧語と、ちょっと肩の力抜こうか、のタメ語みたいな。

    あと、上記のコメントとは一切関係ありませんが、このお話のタイトルの和歌、私好きなやつです。

    作者からの返信

    特に大人になると、周りも数歳の歳の差なら関係なくなってしまうコミュニティもありますよね。仕事仲間でも混ざりますし。

    和歌、古今和歌集の紀友則作みたいですね! (タイトル決めるのに結構、調べました)
    美しい情景が浮かぶ和歌ですよね。


  • 編集済

    リアルな面談風景に脱帽です。
    が、セリフがね。
    声に出して読むと、『何か言わなきゃいけないところなんでしょうけど……どれも見事だし』と、このような言葉遣いはするでしょうか?
    いえ、絶対にしないとは言いません。『何か言わなきゃいけないところなんだろうけど……どれも見事だし』の方が自然かなと思いました。

    追記
    ああ、経験からきた訳ですね。
    ならば問題ないかと思います。
    私もリアルで「失礼しちゃう」とか使いますし(笑

    作者からの返信

    あ、やはり気になる方もいらっしゃいましたね。
    自分の高校時代の先生と生徒のやり取りが、まさにこうなんです。丁寧な文とラフなのが混在するのです。実態のままに作ったのですが、これが自然なのはもしかしてうちの学校だけなのかも、という危惧はありました。

  • この回は傑作ですね。商業レベルでしょう。リアルだし、気になる布石はあるし、葉太の目線の動きから彼女の様子まで、クオリティが特に高いです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    実際の教室の風景を思い出しながら、でも母校とはまた違う設定で書きました。
    思春期の高校生と先生、等身大で書きたかった。

  • おお、この面談風景はぶっちぎりでリアルですね。資料をめくる音まで聞こえて来そうだ。

    作者からの返信

    嬉しいです! 
    学校の作りは違いますけれど、高校の教室思い出しながら書きましたよ……。
    ええ、陸上部はみんな男の子のような外見なのに、中身は乙女でした。