第46話 ロボットの事で
ロボットは人間と違って、悪意は無いのですが人間がロボットになった初めてのケースなので、何とも言えないのです。はたして人間がロボットになる事が出来るのか?
人を傷つけると罪になるが、ロボットをスクラップにしても罪にならないのです。ですから私は遂に決心した。
今度狙われる事有るならそのロボットや、命令したロボットも容赦しなく潰してやる。今日も後を付けられています。私は知りつつ泳がせしばらくそのままにうろうろしました。右に左に曲がり急に止まった。
「お前誰なのか! 僕に何か用事が有るのか?」
覆面をしたままその男は黙り込む。そのまま走って逃げて行く。
やはりロボットか、人間の言葉を喋るのはロボットには難しいようですね。それでロボットと確信した。
なので相手の出方を観る為、しばらくは様子をうかがう事にした。警戒して電磁パルス銃も何時も持ち歩いています。
この電磁パルス銃は、人には無害ですロボットにだけ効果あります。
私は最近思うなんの為に、戦っているのか勝ち目はあるのか? 少しボケてきたように思う。今私は強迫観念で精神が、参っているらしい。
出歩く時はなるべく友達を連れて出歩く、車に注意しているが敵も考えて、小型スクターで攻撃して来る。手ごわいターミネーターである。
それは意外で有るのでやられかけた。またヘルメットをかぶっているので顔は見えない。ロボットには免許証は無いだろうが、相手は全く意に害していないようだ。
とてつもなくストレスが溜まります。相手はロボットだけに、出方は全く分からないのです。パルス銃をかましたろうと、思ってますがいつこうにその機会が有りません。
敵を侮ってはいないのですがねぇ。私より相手の方が一枚上手なのです。やはり元人間だったロボットですから、まあロボットにしてはなかなかやり手ですねぇ。
最近あちこちの企業から、多く問い合わせが来るようになりました。「私共の企業では人間の意識やまた感情の有る、ロボットを造られ成功されたと聞いてますよ」
今までには無い、画期的な人工生命ですね。
「逸れを私共と一緒に企業化しませんか?」
と。それは今の私では、とてもじゃないけれど無理ですがねぇ。
と言った内容です。どこで漏れたのか分かりませんが企業のネットワークは恐るべしですね。多分彼が生前漏らしたのでしょうがねぇ。
人間の考え付くことは、将来実現化することが多いのです。
例え名もない者の考えでも、例えば空を飛びたいなぁとか、月に行きたいなぁとか、実現してますよね。人の思う事は全て可能性は有るのです。
五十年後か百年年後かはわかりませんがね、どうですあなたも可能性は有りますよ。まあ私にはとても時やないが無理ですがねぇ。
たとえ時代や人が変わったとしても、人の夢や想像それはいずれ実現する可能性は有るのです。
それらは今は無理な夢でも未来では、当然のごとく普通に有るかも知れません。
それはそうとロボットには時間の感覚はあるのでしようかね、人間には当然有りますが?
人間には勿論(もちろん)有りますよ体内時計とか、頭は当然時間を認識していますしねぇ。
ロボットには感覚的に時間を認識するところはあるのかなぁ。時計はあるでしょうが、果たしてそれを時間として認識しているのかなぁ。
わかりきった事を疑問に思ったり不思議に思ったりする事が、発明発見につながる事が多く有りますよ。
発明で有名なエジソンも若い時あまりにも、わかりきった事を聞くので、皆からバカにされ知能が遅れていると言われていました事は、有名な話でですね。
分からん事はそのままにせず何でも自分の納得いくまで聞きましょう。聞いても自分に損はないのですから。
それで僕はあちこちの人に変わった事はないか聞いて廻った。
「あの私とても不思議な物を見ました。ロボットが動く時にそこに有るあのパソコンも動いていましたよ?」
「誰もパソコン操作していない時にか? あまりに 古いので、私が研究所から持って来た物だな!」
それを聞いて少し考えていた、が急に膝をポンとたたいた。
(彼は知っていた僕が出かける時部屋に誰も居ない事を、うかつだった家に有るパソコンだったのです)
そこでパソコンが操作で動くと、パソコンに電磁パルス銃を放つようにしました。
その日は友も連れず外に誘いました。やはりターミネーターが動き出した。銃を持って私にむかって来ました。
狙いを付けて来ようとした時にロボットは倒れたのです。パルス銃が先に打ったのでしょう。危機一髪でした。一瞬の差でしょうか。
これでターミネターロボットの脅威も、無く成りました。けれどデジタル生命もなくなりました。もったいない気持ちも有りますが、事実はものすごく怖かったのです。
異世界パラレルワールド奮戦記 桜井正 @7289118
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