非常に誠実な文章で好感が持てた。なにより率直なのが良い。自分にとって明かしにくいことも述べている一方、安っぽい感傷ものとも一線を画している。 詳細本作。
エッセイテイストで書かれた本作ですが、とてもメッセージ性に溢れています。価値観を左右するのはメディアであったり、両親からの影響であったり、社会の縮図でもある学校の環境であったり。道に沿って真っ直ぐ歩んでいたら、その時に気づくことはなかなか難しいのでしょう。あとになって振り返ってみて、前からでは見えなかった可能性という原石の輝きに気づく。そういう、価値観を変える素晴らしい出会いがあるかもしれません。