記憶をなくした灰色の少女が、自分を見出していく物語

記憶の欠損と、意味ありげな刻印を抱え、ひっそりと生きてきた少女の物語。
ある日、今年度の祭事補佐を務めるよう任じられ、凍りついた少女の時間が動き出した。

繊細な筆致が、少女を巡るひとびと、そして少女自身の心情を浮き彫りにし、先の展開に期待感が高まる。
前書きに曰わく、主人公はトラブル引き寄せ体質とか。
適度に更新されるこの作品を、序盤の今から、リアルタイムで追いかけて、その成長を一緒に見守っていきませんか?

その他のおすすめレビュー

柚子シトラスさんの他のおすすめレビュー329