未来からのメール

第3話 回避

「未来を回避？」

≪うん。そうだよ。詳しい事は、おってメールする≫

「メール？」

≪うん。もう電話だとまずいから＞

「どうして？」

≪未来から過去に電話するのは、お金がかかる≫

「メールは？」

≪ただ≫

ただより高いものはないというが・・・

「で、なんて呼べばいいの？君の事」

≪だから、名前は内緒だって≫

「でも、呼ぶ時に困る」

≪じゃあ、マリリンって呼んで≫

「外国人なの？」

≪日本人だよ≫

わけわからない。

≪でも、信用していないよね≫

「うん。全く」

≪正直だね≫

「だれも、信じない」

≪だよね・・・≫

冷やかしもここまでくれば、すがすがしい・・

≪じゃあ、証明してあげるわ≫

「何を？」

≪明日、電車を一本遅らせなさい≫

「どうして？」

≪事故が起きるから。本来の君は、そこで重傷を負ってしまう≫