第2話 未来

「これをどうしろと?」


わからん。

おそらく、だれかのいたずらだろう。


筆跡を再現するなんて、今の技術なら簡単だからな。


そう思っていると・・・

着信音がなった。


この曲は・・・

なんだっけ?

聴いたことが無い。


でも、とにかく出よう。

そして、文句を言って切ろう。


「もしもし」

≪あっ、出てくれた。嬉しい≫

女の子の声だ。


若いな・・・多分・・・


「君は、誰だ?僕の事はわかるだろう?」

≪私は、君の未来の・・・今は、話さないいでおくわ≫


悪質ないたずらだな。


「訴えるゾ」

≪無理よ。私は未来から、君にかけている。なので、君の時代には、まだいない≫


悪質ないたずらだな。


「このスマホは、どうやって送ってきた?」

≪未来の君が書いたんだよ≫

「未来の僕が?」

≪うん。まあ、タイムカプセルの未来版だね≫

「僕が残したのを未来から送ったの?」

≪そうだよ≫


わけが、わからない。


「で、どうして未来から、送ってきた?」

≪これから起こる事を、君に回避してもらうため≫

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