>自分が何を持っていないのかに敏感だ。
天才はえてして自分の持っているモノに無頓着だ。
最初に読んだときから印象に残る文章でした。
持たざる者ほど、それについて敏感で気にしている。一方で、それを当たり前に持つ人はといえば全然気にしてなくて、持っていないことを(悪気なく)不思議に思うのかもしれない。持たざる非リア充と持てるリア充の構図が浮かびましたが、霧崎は別に非リアでは無さそうです(笑)
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
そのモノローグは、客観的に見た洵を表す非常に重要な一文です。
洸一は氷とのcommunicatorであると同時に、読者に対して情報を提示する役でもありました。
なので、彼の他者への評価というのは第二章を離れても正しいのです。
スケートに関しての非リアが、まさに洵ですね笑
洵は一見モテそうですが、実は結構屈折したパーソナリティーの持ち主でもあるので、ファンは多くともガチ恋女子は意外と少ない、という裏設定です…笑
変な話ですが、元阪神の新庄選手を思い出しました。
攻守好打の外野手だったけれど、当時、サッカーもやりたいんだって言ってました。できるなら、二刀流で行きたいと。
天才ならではのなせる業。
頭の固い周りの人間は、がやがやいろいろ言うけど、やりたいようにやってもらえばいいんじゃないかと、自分は当時思っていました。
芝浦の二刀流、かっこいいです。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
コメントありがとうございます!
新庄選手、サッカーも得意だったんですね…!
彼の運動神経なら納得です。
プロ野球界の革命児というか、常に新しい風を吹き込んでいるよう感じていました。
刀麻の二刀流というキャラクターには、RAU DEFというラッパーの「二兎追う者一兎も得ずなんて 誰がどう見たってみっともねえ」という歌詞にインスパイアされています。
ごちゃごちゃ言う周りを、自分の持ち味でなぎ倒していくようなイメージです。
実は私、霧崎が1番好きだったりします。
作者からの返信
朔さん
ありがとうございます。
私自身、読者が徐々に洵に感情移入してくれるといいなと祈るような思いで書きました。
こうして好きだと言って下さる方がいて、本当に書いてよかったなと思います。