ゾウのいないゾウ島で、区切りをつける物語
少年の日は短い。少年の夏は短い。そう言う人がいる。それは、その人が大人になっているから。少年にとっての夏は永遠に続く日々なのに。待っても待っても現れない、永遠に追いつけない背中を追う夏は、永遠に続くのに。