古典落語を取り入れながら、そこを見事に越えてゆく。まるで志ん朝が語る姿が目に浮かぶようです。他の作品といい、この作家さんはどれだけの懐を持っているの? ぜひ長編を読んでみたいです。驚異の新人現る、と言っておきます。