回復術師は尊敬されるべき存在のはず……だが、この世界では何故か軽んじられている。
まるで「力こそが正義」と言わんばかりに。
ここに一人の男がいた。
男は剣聖の父の如くあらんと血の滲む努力を繰り返す。
しかし彼にあてがわれた天職は回復術師。
蔑まれ、虐げられる日々。
だが男は諦めなかった。
諦めればすべてが終わるから。
夢が夢のまま潰えるから。
諦めるわけにはいかなかった……。
そして奇跡が起こる。
それは、最後まで諦めず、足掻き続けた者へのギフト。
全てはこれから始まるのだ。
◇◇
主人公の生き方はまさしく王道ファンタジー。
彼を支えるヒロイン達も主人公に負けず劣らず輝いていて物語に彩りを与えてくれます。
流行りであるザマァ、ハーレム、チートは若干含まれますが、それすら物語に添えられるエッセンス程度。
寧ろ引き立て要素にしか過ぎません。
底辺で虐げられていた者の立身出世物語として共感できる事間違い無し!
この高潔にして誇り高き精神に憧れます!
これを王道と言わずしてなんとする!!