949話 閑話 ウェネティア小麦市
アルフレードが非難されていた実体のない取引についてだ。
この世界の主食は小麦だが、税として収められる小麦をすべて使うわけではない。
領主は各々換金する必要があった。
今までは馴染みの商会などに売っていたが、商会も常に一定額で買うわけではない。
取引相手は限られており、概ね商会の言い値であった。
小麦は輸送費や途中の警護代金などの経費も含めて、比較的安く買われる。
これには商会側の事情があった。
高くては売れないし、主食の値をつりあげては命が危うい。
建前上、領主は守ってくれるが……。
内実はガス抜きとして放置されるケースが多かった。
売る側は出来るだけ高く売りたい。
買う側は出来るだけ安く買いたい。
それだけなら経済圏の実現は不可能だったが、内乱がそれを可能にした。
没落した商会が多く、輸送も安全の観点からコストが跳ねあがる。
そこで利便性を名目として、ウェネティア小麦市の設置をアルフレードが提唱した。
スカラ領ウェネティアに、大規模な取引場を作るというのだ。
これは経済圏としての意義を明確にしたものだが、聞き慣れない制度に領主たちは戸惑う。
だが誰にも勝る権威と実力を持つアルフレードの提唱では誰も反対出来ない。
しかも自分たちにメリットが大きいのだ。
突然金が入り用になったとき、領主の悩みは深くなる。
保管してある小麦を、馴染みの商会に売っても……望む額で買ってくれるとは限らない。
融資はあるものの、利息は非常に高く、あとが大変であった。
利息が高いのは踏み倒されるケースが多々あるためだ。
踏み倒す心配のない領主は、そもそも借りる必要がない。
つまり貸す行為はかなりのリスクを覚悟することになる。
高利であっても借りざる追えないのは、今はまだ混乱期で、予定外の出費が多発するからだ。
ウェネティア小麦市でなら、次の収穫分を先に売ることが出来る。
一種の信用売りだ。
ただし比較的小口の取引しか認められない。
申し出があれば考慮するが……乱発するなら経済圏から追放が待っている。
大口の信用売りを乱発するとなれば、そもそも領地経営そのものが危うい。
そもそも領主たちへの融資は踏み倒し以外の危険を
少額ならよいが……多額の融資をした場合、王家から危険視されてしまう。
金を貸すとは、額に比例した影響力を持つことになる。
額次第で、間接支配すら可能になるだろう。
その領主は王家と金貸しに従うことになる。
王の権威低下だけではない。
もしその金貸しが他国と結んだら?
そのような危険を見過ごせるのは、よほどのお人好しだろう。
王家にとって金貸しを潰すには十分すぎる動機となる。
領主たちに多額の融資をしていた商会が、王家に潰された例があった。
融資総額が王家収入の100年分まで膨れ上がったからだ。
踏み倒したい領主と商会を危険視した王家の思惑が一致した結果である。
その商会に政治的意図はなかったが、代替わりをしたあとは分からない。
これは
あまりの裕福さに、親族が王家や領主以上の贅沢をしていたくらいだ。
しかも融資している立場から、領主たちを下に見ていた。
これでは
あまりにその商会はやりすぎたので、他の商会から異論はでなかった。
その結果『限度を超えた融資は身を滅ぼす』が商会の教訓となる。
アルフレードとしては融資に関与したくなかったが、ある事情から経済圏確立が優先された。
そのため領主たちの融資問題は外せない。
もし経済圏で問題が起これば、発起人であるアルフレードが責任を問われる。
妥協案として小口の融資なら認めることになった。
異論は『領地経営そのものが危ういところに貸せない』と正論をふりかざして押し切る。
それだけではなく、ニコデモからの許可を書面で取るほどであった。
通常の融資は、ラヴェンナの保証によって低利となっている。
返済の保証をラヴェンナがしてくれるとなれば、各商会も否とは言えなかった。
むしろ確実に貸した金が返ってくるなら、余計な恨みを買わずに済むので内心歓迎したのである。
真っ当な商会であれば踏み倒される危険がある相手に貸したくない。
だが貸さない場合、相手との取引が消滅するだけではない。
領主から面子を潰されたと逆恨みされる。
しかも縁戚関係や付き合いなどで、他家にまでそれが波及してしまうのだ。
これらの先売りや融資はあくまでウェネティア小麦市の一側面にすぎない。
小麦の取引を目的としている。
市は春、夏、冬に分けて1年で200日程度開催された。
この取引は2種類ある。
定期的な安定取引を目的とした現物取引。
小口だが取引の活発な帳簿取引だ。
現物取引は各領主が現金化したい小麦をここに持ち込む。
市には各領主に割り当てられた倉庫が用意されており、小麦市の管理人のチェックを経て小麦を運び込んだ。
これは中身に問題がないことと、量を記録するためのものである。
管理人と持ち込み側の確認が済まないものは、取引対象とされなかった。
倉庫の管理はラヴェンナが、警護はスカラ家が担う。
スカラ領なので、武力行使はスカラ家に任せないと面子に関わるのだ。
だが『警護には金が掛かる』とスカラ家内で異論はでる。
この異論は簡単に消滅した。
アルフレードが、警備費用を補って余りある見返りを提示したのでスカラ家は快諾。
元々アルフレードには大多数が好意的で、面子と利益を両立させてくれるのだ。
反対する理由など存在しなかった。
倉庫に収められた麦は、領主の代理人立ち会いのもとで、仲買人に入札販売される。
領主の代理人選定は、領主の決定に委ねられた。
大体は付き合いのあった商会の人間になるが、これは当然のことだろう。
買う側の仲買人は誰でもなれるわけではない。
各領主に付き合いのあった商会は当然。
それ以外の新規参入には経済圏の領主か王家の紹介が必要。
仲買人が問題を起こせば、紹介人の面子が傷つくので乱発されない。
宰相ティベリオもこの紹介に関与して、チャッカリ懐を暖めている。
だからこそアルフレードに喧嘩を売るような真似はしたくないのだ。
商会にとってもメリットは大きかった。
仕入れる小麦が不足することはない。
凶作であっても、必要最低限の麦が小麦市に集まる。
また仲買人の参加資格が限られている点も、信用を得るためには便利であった。
商会にとってラヴェンナのお墨付きは、王家のお墨付きより強力である。
使徒貨幣での混乱を独力で乗り切ったのはラヴェンナだけ。
アルフレードは上流階級に敵は多いが、商人の敵は少なかった。
商人は好悪より、まず利益が優先されるからだ。
入札は午前10時から午後2時までの4時間。
まず管理人が前日の終値や、帳簿取引の値段と照らし合わせて、基準価格を開示。
この価格は銘柄などで違う。
売値と買値を叫びあい、同じ値段となった場合に取引確定となる。
相場が変動するときは、ベルを鳴らして周囲に状況を知らせた。
落札した仲買人はまず手付金を支払う。
代金を全納すると証文が発行されるので、これを小麦市の管理人に持参。
そうすると小麦の引換券がもらえるので、1枚につき倉庫から1000キロの小麦が引き出せた。
管理人を経由するのは、総量のチェックが必要になるためだ。
併せて在庫の変動もチェック可能。
これも商会にとっては安心材料だった。
ただ信じるのではなく、確認が容易。
取引に関わった者であれば、関連資料はすべて閲覧が許されており、写しも受け取ることが出来る。
これだけ確認が容易で、
不正の抑止を徹底的な監視ではなく、情報開示を容易にすることで実現したのだ。
これは一般常識とは真逆の発想であった。
普通は情報を漏らさずに、監視を強化する。
情報の開示は機能の妨げになるので、現場から嫌われるためだ。
そこはラヴェンナ市民を管理人にすることで、骨抜きにされることを避けた。
引換券は有効期限があり、通常は1週間以内の決済が必要になる。
普通であれば大規模取引に必要となる貨幣は膨大で、盗賊の格好の的だ。
だが経済圏内は治安が保たれており、他に比べれば格段に安全。
また海路の安全もラヴェンナを主力とした連合艦隊によって守られていた。
加えて限定的な金融システムも利便性を増している。
またウェネティアに金を預けると、ラヴェンナの大使が在住する土地で引き出すことが出来た。
現在はウェネティアとパリス家領にのみ存在する。
アルフレードによると使徒騎士団のやっていることの真似だという。
領主は輸送近場で金貨を受け取れるので、神経を
つまり護衛に掛かる経費を減らせたのだ。
手数料は当然掛かるが、それでも自前ですべてやるよりは安いのが最大の魅力である。
もうひとつの取引は帳簿取引。
また現物取引が1000キロ単位なのに対して、100キロ単位となる。
期日に決済をするまでは、あくまで帳簿上の取引だ。
この期日は大体一カ月後が基本となる。
午前8時から午後2時までの6時間。
元来は8時から12時までだったのだが……延長の要望が多かったので変更となった。
情報を仕入れて売り買いのタイミングを合わせることで、簡単に利益を生むこてが出来る。
かなり投機的性格が強く、金策などにも使われることも多い。
また取引の数が多いので、現物取引の指針となった。
『対象の数が多いほど、基準として適正に近づく』とはアルフレードの弁である。
商会の人間も同意見のようで、反対の声はあがらなかった。
今やここでの相場は、世界中の基準値となっている。
これが廷臣たちの恐怖と憎悪の一因でもあった。
相場とは政治が決め、市場は決定に従うのが過去の常識だったが……。
それを需要と供給の見えざる手に任せた。
廷臣たち既得権益層は、自分たちの特権が奪われた……と感じたからだ。
この特権に実効性はないのだが……。
そもそも政治で無理に値段を決めようとしても、市場を混乱させるだけなのだ。
だから商会も表向きは従うが、裏では無視する形を取っていた。
従っていては商売にならないのだ。
無視されたところで誰も気にしない。
それでも昔の宰相はこう豪語したという。
『この価格と決めたから、この価格で取引する。
こう宣言することが肝心だ』
つまり都合のいいときに、難癖をつけて取り締まることが出来るのだ。
たしかに違法行為なので、誰も文句は言えない。
『他のヤツもやっている』と文句を言っても、違法行為であることは消えないからだ。
そのため商会は賄賂を送るなどして、お目こぼしを願う。
貴族たちはそれで満足なのであった。
取り入った相手が失脚すると摘発されるので、新たな権力者に賄賂を送る。
実利が大きいだけに権力闘争は激化するのだ。
もしくは上流階級の子弟で構成された
内乱でかなり減ったが、このような同好会的な
大体の活動は人脈の形成か暇つぶしで集まっては怪気炎をあげる程度の存在だ。
この出資は実質的な給料だが、大変高額であった。
この場合、お目こぼしだけが目的ではない。
自分たちにとって有利な陳情を通すためのコネ作りなのだ。
実質的な賄賂としては高額だが、その金は価格に含まれていた。
これらは所謂既得権益層にとって欠かせない収入となる。
ウェネティア小麦市において、この手は封じられた。
大事な収入源のひとつを断たれたことで、アルフレードは既得権益層から激しく恨まれる。
ウェネティア小麦市場など気にせず価格を決めればよい……とはならない。
なにせ多くの商会のみならず領主たちもそれに従っている。
あろうことかシケリア王国や教会まで影響を受けているのだ。
これでは既得権益層が張り合っても勝ち目はない。
しかも賄賂が不要になったことで、小麦の値段が下がってしまったのだ。
庶民が諸手をあげて歓迎するのは当然で、経済圏の小麦は他所より2割程度安かったのである。
小麦の価格は治安の改善にも影響した。
当然それ以外の土地も強い影響を受ける。
これでは下げるしかない。
下がった分は賄賂の減少となって現れる。
廷臣たちは、アルフレードが『市場の見えざる手に委ねた』と思わなかった。
そしてこう信じる。
『アルフレードは、小麦を不当に安く売って商売敵を潰すつもりだ。
独占してからは値段をつりあげるだろう』
これは一応の根拠があった。
アルフレードは、投機目的での値段のつりあげには介入しているからだ。
買い占めでの値段操作や、誤情報を流して相手を騙す行為は禁じている。
あくまで純粋な需要と供給には干渉しない。
ただし極端な変動が起こりそうなときは、緩やかに推移するように調整もしていた。
0か100思考の人間はひとつの例外も認めない。
そして極端な思考をする人間ほど……力が不要なせいか、皆揃って声だけは大きい。
よく言えば……情熱が行き場を失って声になるから。
悪く言えば……考えないから大声をだしやすい。
だからこそ廷臣たちは『市場に任せるとは大噓で、ただ気に入らない相手を叩いている』と批判していた。
鏡に映った自分を批判しているかのようだが……。
考える力がないから当然と言えよう。
考えず想像もしないので、自分の行動しか想像することが出来ないのだ。
そして現実は極端な思考とは異なる。
現実と思考のギャップを埋めるため、攻撃し続けるしかない。
0か100なので折り合いをつけることは不純や敗北主義と唾棄する。
折り合いをつけられないなら、現実を思考に適合させなくてはいけない。
サメが泳ぎ続けないと死ぬように、彼らは攻撃し続けないと精神的な死を迎えるのだ。
廷臣たちが腹を立てている原因の他にもある。
アルフレードが運営のみに専念しており、取引には手をだしていないことだ。
もし手をだしていれば、利益相反として道義的責任を追及する大合唱になったろう。
大勢が取引する場を整えて、経済活動を活発にしているだけなのだ。
これで損をし続けているなら、廷臣たちも『放置していれば自滅する』と自らを慰められた。
ところがアルフレードは手数料のみで
手数料自体は安いが、取引の数が膨大なのだ。
必然的に利益は大きくなる。
その利益もスカラ家と折半しており、抜かりはない。
これが警備費用を補って余りある見返りである。
困ったことに具体的にウェネティア小麦市を非難する材料がない。
だからこそ廷臣たちは『人の欲につけ込み、投機を煽るもので、公然の賭博だ』と道徳的非難に終始するだけであった。
座していては自分たちが破滅すると知っているから当然だ。
このような非難は、なにも知らない人にとって筋が通っている。
だからこそ一定数の理解はあり、それが廷臣たちの声を大きくしていた。
ただ怒りの感情を共有したがる怒り中毒患者は一定数存在し、それが主要な支持基盤である。
生きる心配は不要だが……燻っている中流以上の生活を送る人間にとっての
彼らは怒ることでしか生の充足を得られないのだ。
そのような人たちにとって、分かりやすさのみが必要であり、
群れるのは大好きだが、団結力は皆無。
群れているのは攻撃出来るからだけである。
当然ながらこのような性質は常人から理解されない。
だからこそ攻撃する大義名分を常に欲している。
廷臣たちの声が大きくなっても
ニコデモが彼らを放置していたのは、実務能力が皆無で群れて攻撃するしか出来ないからだ。
下手に粛正すると、声だけは大きいので、動揺が広がってしまう。
王権がまだ
つまりウェネティア小麦市への認識は、廷臣たちとは真逆である。
怒り中毒患者と違うニコデモは、ウェネティア小麦市の仕組みを聞いたとき、大いに感心した。
小麦相場だけに留まらない。
情報が自然と集まるのだ。
アドルナート家がラヴェンナの大使赴任を望んだのも、大使が在住する場所は人が集まってくるからだ。
しかもウェネティアで購入した小麦の輸送は、大使在住地までなら格安で輸送してくれる。
利便性と安心、欲をくすぐられた他家は、気が付けばどっぷり依存していた。
これがアルフレードの安全保障政策か……と背筋が寒くなったのだ。
善意や義理に欠片も頼らない。
小麦市は経済圏にのみ開放されており、ラヴェンナなしでは成立しない。
利益と利便性、安心などを組み合わせる。
小麦が安くなれば庶民も喜び、商会も現物取引に入札出来ればステータスだ。
既得権益を奪われた者以外は幸せになる。
これでは周囲がどれだけ離間工作を試みても崩せないわけだ。
ラヴェンナが面倒事の大部分を請け負ってくれている。
しかも下手に敵対すれば潰されるのは明白だ。
万が一にも勝機はない。
なによりアルフレードは、自分たちの内政に干渉してこないのだ。
これでは多少の嫉妬が勝る余地などなかった。
かくしてラヴェンナを攻撃しようとする家は存在しない。
せいぜい王宮か自領で悪口をいうのが限度である。
個々の要素はアルフレードの独創ではない。
入札や前借りなどは既存の仕組みだ。
それを大々的かつ徹底的に組み合わせることで、ここまで先進的なシステムとした。
そこまではニコデモも理解している。
だが具体的なノウハウが分からない。
なによりこのような先進的な制度をどうやって運用しているのか。
もし王家の役人に任せた場合どうなるか?
あれほど上手くやれるとは思えない。
『出来る』とはいうだろうが……。
役人たちは割拠主義志向が強く、他部署に対して無関心か非協力的になるケースが多かった。
縦のつながりは強いが、横のつながりは有名無実となるのだ。
だから自然と縦割り組織になって、横の連携が困難に陥る。
内乱時はその割拠主義に引きずられて、王位継承争いが激化した。
だからこそ内乱時には距離を置いて、状況を静観したのだ。
予想通り、割拠主義志向は悪化を招く。
同一陣営内でも、他集団に対して批判的になる。
最後は排他的になり、溝が埋まることはなかった。
現実的な傭兵からすれば、軽侮の対象でしかない。
兄王子たちの派閥はそうやって自壊したのだ。
現在の役人たちに割拠主義志向がない……とは楽観視出来ない。
むしろ全員に備わっている特性と考えてさえいた。
仮に運用したとして……。
上手くいっているときならいい。
だが困難になると途端に組織は硬直化してしまう。
自分たち以外の組織は別の村として、最低限の連絡しか取らないだろう。
だがラヴェンナに、そのような割拠主義志向はない。
多民族の集合体で各地の部族を併合したから、割拠主義は激しくなると思っていたのだが……。
アルフレードがどのような魔術を使ったのか、不思議で仕方なかった。
出来る出来ないは置いておいて、ノウハウを知れば王都でもなにか出来るかもしれないと考えたのだ。
ニコデモの思考は召し使いがワイングラスを持ってきたことで中断される。
ワインの注がれたグラスを回しながら、ニコデモは苦笑する。
宰相ティベリオ・ディ・ロッリと警察大臣ジャン=ポール・モローが神妙な顔で固まっていたからだ。
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