627話 呪いの屋敷

 翌日、ちょっと眠い目をこすりつつも、ミルと一緒に執務室に向かう。

 ミルに落ち込んだ様子は、今のところないな。

 いつもより並んで歩く間隔が近いだけだ。


 執務室ではミルのようなジト目をしたオフェリーに出迎えられる。

 その理由は明白。

 1時間ほど、ベッドからでるのが遅くなった。

 起床しようとしたが、ベッドからでないミルに腕をつかまれ……。

 着替えるどころか明るいウチから、夫婦の営みになだれ込んでしまった。


「おそようございます。

大変お楽しみでしたね」


 オフェリーもそんな感情を出すようになったか。

 苦情を言われた申し訳なさより、そっちのほうがうれしく感じてしまう。

 待てよ……。

 朝って起こしに来て、聞き耳でもたてたのか?

 ミルは耳まで真っ赤になって、ぎこちなく自分の席に向かう。


 俺は苦笑して席に座った。

 ところがオフェリーはジト目のまま、なにか言いたそうにしている。


「オフェリー、どうかしましたか?」


「ライサさんが来ています。

応接室で待ってもらっていますよ。

も前から」


 朝早くからか。

 モデストから夜型だと聞いていたのだが……。

 来て間もないから、気を使ったな。

 俺とミルは顔を見合わせ、部屋をでようとするが、腕をオフェリーにつかまれる。

 ジト目ではなくなったが、真剣な表情だ。


「私もいきます。

昨日なにかあったようですね。

こんなケースははじめてですから。

私だけのけ者は嫌です」


 オフェリーは、自分ひとりだけ除外されることをとても嫌がる。

 ダンスもようやく皆と一緒に教えてもらえるようになって、とても喜んでいた。

 ダンスをマスターしているから、実際には不要なのだが……。

 とにかく皆がなにかやるなら、一緒にとの考えらしい。

 ミルは一瞬考え込んで、強くうなずいた。


「いいわ。

オフェリーも関係があるし、一緒に来て」


 応接室に入ると、ライサが眠りこけていた。

 ソファをベッド代わりといった感じ。

 露出の高い服なので、目のやり場に困る。


 ライサは入室で目が覚めたようだ。

 慌てて立ち上がろうとする。

 それを手で押しとどめた。


「済みません。

遅くなってしまいました。

オフェリーとの挨拶は済ませていますよね」


 ライサは頭をかきながらうなずいた。


「私が早く来すぎただけだから、気にしないでくれ。

お楽しみだったんだろ。

中断させるとあとが怖いからね」


 再びミルは耳まで真っ赤になる。


「ちょ、ちょっと!」


 ライサは軽く手を振る。


「いいって、いいって。

エルフにしてはミルヴァさまって、えらい肉食だねぇ。

おっと、話を戻そうか。

オフェリーさまは、来たときに応対してくれたよ。

また来るのも面倒だったからね。

無理を言って待たせてもらったよ。

そうじゃないと夜まで寝てしまうからね」


 俺たちは座ってライサと向き合う。

 ライサは少し眠そうだ。

 さっさと済ませよう。


「では、結果から伺いましょう」


 ライサはカードの束を、テーブルの上におく。

 上から1枚ずつ、テーブルに配置していった。

 その形は十字架のようだ。

 十字部分は5枚。

 十字部分の下にもう1枚おいた。


 ライサは並べ終わったあと、顔を上げる。

 眠そうな様子はどこへやら。

 真剣モードになっている。


「こいつは前世の業や、現世の使命を占うものだよ。

まずは根本的な気質……。

本能ともいうね。

それと持って生まれた肉体の状態をしめすよ」


 そう言ってライサは、十字部分の左のカードをめくった。

 悪魔のようなカードが、逆さになっている。


 ミルとオフェリーは、はじめて見る占いに興味津々。

 ライサはスラリとした細い指でカードを差ししめす。


「これは悪魔の逆位置。

今まで知っているクレシダから推測して、すべてを白黒で判断して結論に飛びつくタイプだ。

さらに策略に通じていて、演技がうまい。

肉体面だが……。

生まれつき体が弱いかもしれない。

若いウチはいいけど、不摂生だと長生きしないタイプだね

もしくは精神を病みやすいタイプかもしれないな」


 あの手紙では、本能へのこだわりがすごかった。

 そして白と黒で、物事を分けていたな。

 体のことは、まったくわからない。

 精神も病んでいるのかどうかも謎だ。

 ともかく……おおむね妥当な解釈だな。


「わかりました。

次をお願いします」


 ライサは黙って、十字部分の中心をめくる。

 ふたつの水瓶を持ち、水加減を調整している女性の絵が逆さまになっている。

 逆だと良くない解釈となるのだろうな。


「これは節制の逆位置。

クレシダの精神を現している。

私の解釈では……。

攻撃的で傲慢、節操がなく自信過剰で快楽主義。

ずる賢く利己的。

とても偏った精神の持ち主だね」


 あの手紙では、均衡などかけらもなかった。

 本能的に、白か黒かに飛びつくならなおさらか。


 これが、プロの占い師ってやつなのだろう。

 モデストが師事したのは、別のことと言っていたが……。

 こちらのほうが天職なのだろう。


 ライサを信用していなければ、話を合わせるために自分で組み合わせたと疑うが……。

 誇りを持っているなら、そんなことは決してできない。

 ありのままを伝えるだろう。


「異論はありません。

では次を」


 ライサは十字部分の右をめくる。

 ネコに足をかまれても、意気揚々と歩く旅人のカードか。

 今度は逆じゃないな。

 

「愚者の正位置。

いわゆる良心ってやつだよ。

言っておくが、ここでの良心ってのは本人にとってのいい行いだ。

世間一般の良心と解釈すると間違った結果になる。

求道的で理想や心理を求めること。

つまりクレシダなりの理想を追うことが良心なのだろうね。

白か黒で割り切るから、理想の邪魔になるものを捨てても平気なのだろうさ。

精神的な面からも判断して……。

理想を追ってさえいれば、あとはどうでもいいと考えるね」


 壊すことも、理想や真理の追究か。

 自分自身で間違ったことをしているとは思っていないわけだ。


「総論はあとで伺いましょう。

では次をお願いします」


 ライサは一番下のカードをめくる。

 太陽が照り、木陰で少年と少女が手を握り合っている。

 これまた逆さだ。


「太陽の逆位置。

こいつは今の行動に影響を及ぼしている前世の業だ。

どんな仕事や生き方をしていたかを暗示するのさ。

前世の記憶がなくてもね……。

人は染みついた業に引っ張られるのさ。

占いの世界で、前世はあるって教えられているからね。

有無は聞かないでくれよ」


 俺自身が体験している以上、あることは知っている。


「そんな野暮な突っ込みはしませんよ」

 

「結構だ。

前世はなにかを教えるか調べる仕事をしていたと思う。

先生、学者、医師あたりが普通の解釈だ。

どっちにしろ頭は相当良かったと思うよ。

多分だが……犯罪に関わっていたのかもしれない。

もしくはまっとうに理想を追って挫折したか。

だから具体的にはわからない。

そのくらいだね」


 それなら合点がゆく。

 あれだけ頭がいいのだ。

 しかし犯罪者が転生して、世界を壊したくなるものか?

 理想を追い求めて絶望した結果……壊したくなるほうが、よほど筋が通る。

 とはいえ、ここを推測しても無意味だろう


「わかりました。

では次を」


 ライサは十字部分の下をめくる。

 フードをかぶった老人が、ひとりたたずむ絵だ。


「隠者の正位置。

普通は自分を高めるためにすべきことになる。

ただ今回の解釈は異なるだろうね。

クレシダがなにをすべきかという示唆だ。

つまり権威や常識にとらわれないことが大事。

自分の納得すべき生き方を心がけよ……ってやつだ。

今そうしているだろうね」


 言われずとも、クレシダは実践しているわけか。


「では最後と総論ですね」


 ライサは十字部分の頂点をめくる。

 ふたつの塔の間に浮かぶ月。

 犬が天に向かってほえており、池から蟹が顔を出している。

 なんとも不穏な絵柄が、逆さになっている。


「こいつは目標が、どこまで達成できるかだ。

月の逆位置。

行き詰まったり、自分を見失う。

もしくは過去の報いを受けるかだね。

どちらにしても、今のままではダメってことだ」


 ミルがちょっと明るい顔になる。


「つまりクレシダは失敗するってこと?」


 ライサは苦笑して肩をすくめる。


「これは現時点での解釈さ。

もしクレシダが、この隠者による示唆に従って、自分の生き方を突き詰めれば、また変わってくる。

運命ってのは一定の勢いがつかないと、確定しないもんだ。

運命がたゆたっているとき、正しい方向に導くのが占いだからね。

良くするも悪くするも自分次第なのさ。

現時点でクレシダの勝利は確定していない。

言えることはそれだけだよ」


 それだけわかれば十分だろう。

 たしかに、相談役ってのはだてじゃないな。


「ありがとうございます。

この結果は、心に留めておきますよ。

なにかの指針には、きっと役立つと思いますから」


 ライサは急に大きなあくびをする。

 仕事モードは終わったようだ。


「それは何よりだ。

それじゃ、私は帰って寝るよ」


「今はシャロン卿の屋敷にお住まいで?」


 モデストにラヴェンナでの活動用として、屋敷を貸している。

 ある程度の大きさがあるから、ライサひとり転がり込んでも平気だ。


「ああ。

来たばっかりで、大して金もないからね」


 ミルたちの相談相手になってくれるからな。

 前払いで、住み処くらいは提供しよう。


 生きていくのに困らない程度の資金援助もいいだろう。

 何かと役にたってくれそうだ。

 それなら前もって貸しを作ったほうが楽だからな。


「ではライサさんの屋敷を用意しましょう。

なにか希望はありますか?」


 ライサは、色っぽくウインクする。

 露出の高い衣装と相まって、なかなかの色気だ。

 と思ったら、両サイドから肘鉄を食らった……。

 そんな俺にライサは半ばあきれ顔だった。


「そりゃありがたい。

そうだねぇ。

小さくていいから賑やかなところがいいね」


 静かなところを好むと思ったが……。

 予想が外れたな。


「おや、そんなところでいいのですか?」


 ライサは苦笑して、肩をすくめる。


「さすがにただ飯食いを続けるわけにもいかないだろ。

占いでも開業して食い扶持ぶちを稼ぐよ。

余りに静かなところだと、人が寄りつかない。

だからって……家と職場を分けると通うのが面倒くさいのさ。

ただでさえ胡散臭いと思われるんだ。

シケリアにいたときは、それで痛い目にあったからねぇ。

人目につくとこに住んだほうがいいのさ」


 経験から来る見識ってやつだな。

 ラヴェンナではその手の偏見はないと思う。

 だがライサの心配はもっともだし、ここは配慮しよう。


 街のど真ん中に空いている屋敷はないが……。

 ほんの少し外れたところになら屋敷はある。

 初期に建てた小さな屋敷で、元々外部からきた人のために建てておいた。

 市民になる前のシルヴァーナに貸していたな。


 最近は、その手の屋敷は別区画にまとめて建てている。

 イザボー、イポリート、ソフィアたちが住んでいる区域。

 市民ではないが、ラヴェンナに近い人たちが住む区域として確保している。


 旧シルヴァーナ邸は最近使っていないから、民間に払い下げようかと思っていた。

 ところが男運がなくなるだの、胸が縮む呪いの屋敷だの散々な言われようで……。

 買い手がなかなかつかなかった。

 シルヴァーナの婚約で呪いの噂は消えるかと思ったが……。

 本当に結婚するまではわからない、と言われはじめている始末だ。


 ちょうどいいのでライサに回そう。


「わかりました。

では数日中に見繕っておきます」


 市長に確認をとって手配をしてもらうのと、使用人の確保とかいろいろ事務手続きがあるからな。

 ライサは再びウインクしつつ、どこから取り出したのか昨日預けた封筒を取り出した。


「助かるよ。

ああ、そうだ。

これを返しておくよ」


 ライサから受け取ったものの……。

 オフェリーにいつ読ませたものか。

 俺が考え込んでいると、オフェリーに腕をつつかれた。


「その封筒に、なにかあるのですか?」


「ええまあ」


 つい曖昧な返事をしてしまう。

 ミルが真剣な顔で、俺の腕を握ってきた。


「アルがいるときに読ませてあげて。

私もアルがいなかったら……。

あとの2人も、アルがいるところでお願い」


 たしかにそうだな。

 いないよりはいたほうがいいだろう。

 それを見たライサは、口笛を吹いておどけた顔になる。


「それじゃ私は退散するよ。

お熱くって背中がむずむずする。

ま……なにかあれば、いつでも相談に乗るよ」


 ライサが出て行ったあと、部屋に3人だけが残る。

 オフェリーは手紙を俺から受け取って、目を通すがあっさり読み終えた。

 不思議そうに首をかしげる。


「これのなにが問題なのでしょう」


 ミルはちょっと興奮気味に、オフェリーに詰め寄った。


「問題だらけよ!

自分がアルのことを、一番知っているとか……。

アルへの気持ちも、利己的なんて言われているのよ?」


 オフェリーは目をぱちくりしていたが、納得したような顔でうなずいた。


「ああ……。

でもそんなふうに、アルさまは思っていないですよ。

それで私たちが悩んだら、アルさまが悲しみます。

アルさまは私たちが幸せだと、とてもうれしそうな顔をしてくれます。

だから私は他人の言葉で悩まないことにしました。

他人の無責任さは、教会にいたころ散々見てきましたから」


 ミルが、ガックリと項垂うなだれた。


「なんだか負けた気分だわ……」


 オフェリーのミルに向ける目が、ジト目になった。


「それにかこつけて、朝起きてすぐアルさまに甘えたわけですか……。

油断も隙もないですよ」


 ミルは朝のことを蒸し返されてまた、顔が真っ赤になる。

 ミルだけのせいじゃないし、泥沼になりそうだから話題を変えよう。


「ま、まあ……。

いいじゃないですか。

ともかくオフェリーの気持ちは、とてもうれしいですよ。

傷つかなくて良かったです。

怖いけど隠すと、もっと不安にさせますからね」


 オフェリーは、うれしそうにはにかんだ。

 頰が緩みっぱなしだ。


「ありがとうございます。

アルさまの気遣いは、とってもうれしいです。

だから私も朝に甘えますね」


 なにがだからなのだ……。

 ミルの頰がひきつる。

 突然、オフェリーの顔が真面目なものに変わる。


「それより……。

使徒に対してものすごい憎悪が読み取れます。

マリーに注意の手紙だけ出してもいいでしょうか?」


 そこに気がついたか。

 オフェリーにとってはひとごとじゃないからな。


「そうですね。

でも自分の立場を悪くするような行動は避けたほうがいいでしょう。

勝負所と判断したら、アクイタニア嬢が思い切った手にでる可能性だってあるのですから」


 下手に邪魔だと認識されると、厄介なことになる。

 決定的な行動に移るのは悪手だろう。

 コメの話を握っている以上、こちらのほうはなんとかなる。

 緊急を要する話ではない。

 カールラがむちゃをすれば、そのタイミングをねらって足を払えばいい。

 俺が油断などしていないのは知っているから、そうそうむちゃはしないと思うが……。


「わかりました。

それとなく注意しておくように伝えます」


「今できることは限られますからね……。

ちょうどいいので、アーデルヘイトとクリームヒルトを呼んでもらっていいですか?

この場で見せてしまいましょう」


 そのあとで手紙を見せたが、2人ともあっけらかんとしていた。

 どうやら真剣に悩んだのはミルだけだったようだ。

 ひとりだけ壁に手をつけてブツブツ言いはじめた。

 あとでフォローしておこうか……。


 アーデルヘイトは手紙を読んだあとで、なんとも渋い顔をしていたが……。


「これって旦那様へのラブレターなんでしょうか?」


 まあ情熱的ではある。

 欲しくもない相手からの情熱にあふれる手紙だよ。


「気を引こうとしているのはたしかですよ」


「なにをしたいのか、今一わかりませんね……。

ただ旦那さまをライバル視しているんですよね?」


 その認識も正しい。

 クレシダの頭の中では、俺だけが対局相手だと認識しているだろう。

 それ以外の人はすべて駒。

 そんな感じがする。


「向こうが勝手にそう思っていますね」


「皆さんとっても成長しています。

だから旦那さまだけを見ていると、ダメだと思いますよ」


 これまたうれしい言葉だな。

 たしかに、クレシダ側の頭脳はクレシダだけだ。

 俺のほうか、大勢いるからな。

 普通なら、クレシダが有利。

 

 それはこちらの考えがバラバラで目指す利益が異なる場合だ。

 総論賛成各論反対は、戦うときに致命的になりえる。

 優位になると、各論反対をする余裕がでるからだ。


 ラヴェンナがそうならないよう、俺は見守ってきた。

 そして理想的な集団指導体制になりつつある。

 アーデルヘイトの指摘に、ちょっとだけ俺の気持ちは軽くなった。


 クリームヒルトは手紙を見て、やや顔をしかめている。


「直接対面しなくて良かったです。

その手紙だけでも、なにか嫌な感じがにじみ出てきて……。

それだけの執念があるから、どんなことでもすると思います」


 手紙だけでも感じ取れるのか。

 クレシダの念がそれだけ強いのだろうな。

 クリームヒルトは自分の能力を、ミルたちに話したのか。

 驚いたりしていないところを見るとそのようだ。

 とりあえず……皆が動揺しなくて一安心かな。


「きっと常識でクレシダ嬢の行動を見ると、術中にハマるでしょうね。

我々はそう心構えができるので、問題ありませんが……。

彼女が制御しようとする人たちはどうかと。

おまけに悪評の鎧に守られて、彼女のことを警告してもムダ。

誰も相手にしません

これも計算のウチなのでしょう」


 クリームヒルトは少し心配そうな顔をする。

 ここまで俺がクレシダの話をしているからな。

 嫌でも気がついたろう。


「もしかして……もう戦いが始まっているのですか?」


「ええ。

武器を使わない戦いは、既に始まっています」

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