あの思わせぶりな作者の知人ぶったレビューは何だったんだ……。
個人的な感覚としては、ようやく“物語”に没入し始めてきました。存在しない作品を存在するように思えてきた感じです。
しかし考えてみれば、小説などはフィクションなんだから登場人物が実在しないとしてもそこは承知のことなんですが、この作品に関してはどうせ存在しない作品、いくら読み続けても作者の技術を楽しむ以上はないだろうと斜めに構えていたら、いつの間にかそれが存在する世界に没入した感じでしょうか。気づいたら小説を読んでいた。これは面白い感覚です。
作者からの返信
作者としても手探りで進めています。
存在しない小説に実在感を持たせるのは至難の業ですね。
ほんの欠片でも気配というか息遣いのようなものがあると錯覚させられればいいのですが、なかなか大変みたいです。
変な試みにお付き合い頂きありがとうございます。
ご期待に添えるかはわかりませんが、淡々と続けていこうと思います。
あっでもこういうこと書く人、いそうですね。それとも何か意味があってこのレビューを挿入したのか。深読みすべきか、せざるべきか。
作者からの返信
深読みは‥‥しなくても大丈夫です。
この回は「おまえたち」を主語してみたかったんですね。
語り口を毎回変えていく工夫もネタ切れで、どうしたらレビューに色が付けられるかを悩んだ末にこうなりました。苦肉の策ですが、わりと気に入ってます。