やられましたね、すっかり信じ込んで読んでいました(^^)カルい主人公にイライラする読者を、なんとも軽やかに裏切る。ミステリーの肝はカタルシスです。そのことを思い出しました。
繰り返す夏、ネコ。爽やかなSFをイメージしながら、読み進めていました。。もう、いい意味?でどんでん返しのように、裏切られました!これこそ、ミステリーといった感じ。掌編という枠を最大限に利用した、キレのある物語です。こちらの作家さんはあらゆるジャンルも書きわける才能とお勉強家の方なので、次にどんな作品がくるのかいつも楽しみなのですが、今回はミステリ好きの私にはたまらない面白い作品でした!ぜひ、いろんな方にお読み頂いて、ミステリの良さを堪能してもらいたい作品です。
若い女性の本能、男性の嗜み(古い例えですが)が各話の焦点に当てていて面白かったです。