深く 心に響く作品だと思います

主人公はいつしか仕事で始めていた運転手稼業でしたが ついには自分の唯一無二の相棒であり 人生で必要不可欠な存在となったいすゞエルフとの物語だと思います
医者からの指摘を振り切ってまで 職業を愛し 身が滅びようと走り続ける主人公の意気を感じました
私自身 主人公と車椅子の男 杉三との会話と似たような経験もしております
辛い時に 人生上の大先輩である方に励まされた時が蘇りました
ちなみにその方もたまたまいすゞの車両に乗られています 数年前に新車一括で納車されたNEWギガで 杉三のあの言葉同様 日々我が子の様に可愛がっています
それと1つ 気付きですが
いすゞエルフは法律上 小型貨物扱いでありまして 普通免許及び準中免許で運転が出来ます
トラックと言えば大型免許というイメージが強いようですが 主人公に置かれる環境から想像すれば準中で運転が出来ます
杉三の言葉が一番 この作品内で重要な役割を果たし 主人公及び読者方々の心に響く場所だと思います