堕天使の夢~それでも少年は、世界を愛する

作者 読み方は自由

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★★★ Excellent!!!

主人公は天使なのですが、現状に疑問を持ち革命を起こそうとします。

最初は主人公に共感する部分が少なかったのですが、物語が進むにつれて主人公の思いや心理を理解する事が出来ました。

すごく、感情移入がしやすくボリュームがあるので黙々と読む事が出来ると思います。

この作品は本当に1度は見てみて欲しい。
そんな作品でした。

★★★ Excellent!!!

【自由】に描く希望や理想。
僕が捻くれた性格だからか描かれている世界観の裏側
比喩されている【モノ】を、つい勘繰ってしまいます。
重厚な物語でありながら飽きさせない展開。
表現が綺麗かつ丁寧で魅力的な作品でした。
全編を通し読み終えた後に読者が想い描く【答え】は一体。
考察すればする程に深みが増してくるように思えます。

書き手の数だけ物語が在り
読み手の数だけ答えが在る。

アナタは読み終えた後に、何を思うのでしょう。

★★★ Excellent!!!

本作の主人公は天使であり、大天使による管理されたユートピアに不満を抱き、自らの意思で道を切り拓く自由を求めようとします。それだけであれば、よくあるディストピアものなのですが、どうしても心に過ぎるのは「その世界のどこがいけないのか」という想いです。
実際、主人公の両親は惜しみない愛情を彼に捧げていました。それが模範的な行動を目指した末のものであっても、間違いなく本物であったはずです。しかし、彼は自由を求めることに固執し、旧態依然の思想に染まる両親を頑なに拒みました。
結果、彼は自由になるのですが、果たして自由とは目的でしょうか、それとも何かを得るための手段なのでしょうか。自由のために自由を得ようとすることは本当に正しいことなのか、それが全てに優先されるべきものなのかと、この作品は問い掛けているような気がします。