10月3日 「プデュ沼」からの I N I

 プ : プロめざし

 デ : デビュー夢見て

 ユ : 揺れつつも

 ぬ : 抜け殻となれ

 ま : まことつくして


「プデュ沼」とは。オーディション番組「プロデュース101」の沼のこと。私、この春から「プデュ沼」にハマっておりました。


 きっかけは、知り合いの教え子、寺尾香信くんがこのオーディションに参加するので応援を頼まれたことからです。


 見ると、まあ、面白い面白い。全くの初心者から、全米で優勝したダンス上級者、歌手をやっていた人など、色んなイケメンたちが、グループを作り、出された課題に取り組んで発表し、生き残っていくのですが、練習中もずっとカメラが回っていて、色んなドラマがあるんです。毎回順位をつけられてかわいそうではありますが、101人から70人……あと忘れたけど……だんだん減って、20人になり、最後に地上波の生放送で、デビューする11人が選ばれたんです。選ぶのは国民プロデューサーと呼ばれる私たち。なので私も毎日携帯でポチポチと投票しておりました。ちなみに香信君は最後の20人まで残りましたが、デビューメンバーには入れませんでした。残念。


 毎週木曜日にGYAOで配信されていたのですが、後からでも見られるのに、私は楽しみすぎて、いつも時間通りにパソコンの前に座っていました。


 最初D判定だった子や、順位が下位だった子が必死で夜寝る暇も惜しんで練習したり、そんな初心者の子を上手な子が自分の時間を削って教えたり……。こうして迎えたステージで、あの悩んでいた子が、泣いていた子が、へたくそだった子が、別人のようにかっこよく踊っていたりするんです。もう、涙と声援と拍手なしでは見られませんでした。そうやって過ごした半年。最後の20人はだれが残ってもおかしくないくらいの実力で、しかも性格も良い子ばかり。落ちた9人はお別れとなるのですが、残ったメンバーが自分の喜びより、その子たちとの別れを悲しんでいる姿が胸を打ちました。


 最後に選ばれた11人は、INIというグループとして、11月3日にデビューします。


 夏で番組は終わったのに、なぜ今ごろこれ? と思いますよね。実は、短歌はずいぶん前に作っていたんですが、自分の趣味を押し付けるのもなあと思って、携帯の中に放ったままにしていました。しかし、カクヨムのお友達の中に、INIと同じ11月3日にデビューする、BE:FIRST(彼らも別のオーディション番組から選ばれました)を推している方が二人もいたので、これは負けていられないと公開に踏み切りました。


 すでにINIの活動曲「Rocketeer」はYouTubeで配信されていて、あれよあれよという間に再生回数が上がっておりますが、まあカッコいい! かっこよすぎて鼻血ブー(←昭和)です!


 韓国の事務所が絡んでいるせいか、韓国でロケとか練習をしているようです。バックのセットも手が込んでるけど、衣装も奇抜。Kポップの香りがします。Kポップって。本当に一人一人をかっこよく見せるのがうまいんです。INIも、それぞれのいいところを生かして、全体のフォーメーションも見せ場も見事に作ってる。かつての日本のアイドルのように、メインの子にいいとこどりさせるような作りではなく、全員を素敵に見せるんです。そして、ダンスが難しすぎて、ピンクレディーで鍛えた私でも(笑)踊れませんでした。


 11人もいると、普通は名前と顔が一致しませんが、彼らはオーディションの時から人柄も得意分野も見てきているので11人全員顔と名前が一致するだけでなく、どれだけ頑張っているか知っているので、育てた感もあり、全員「うちの子」という感じで、まるで親戚のように見守っております。きっと、BE:FIRSTのファンの人たちもそんな感じではないのかなと思います。


 ところで、このデビュー曲、全体的にラップでできていて、サビで「ロケッティア、ロケッティア」というところがあるのですが、私にはなぜか「ワクチン、ワクチン」に聞こえるんです。注射を恐れすぎているせいかしら? 他のファンの方のYouTubeに「ぼくちん、ぼくちん」説もあるので、まんざら空耳でもないのかも……?

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