いろいろなことが繋がっていく痛快さ!

この作品の1番の魅力は、伏線回収のうまさです。
最初のうちは全く関係のない出来事のように思えても、終盤になると、一つのまとまりのある出来事へと変わっていく。
バトル要素有りのファンタジーものですが、探偵小説に似たようなものを感じました。
一人称でも、答えをぼかしながら、読者がきちんと考えて答えにたどり着けるように設計されている。凝っているなと感じます。

世界観がかなり細部まで構築されているので、この設定を物語にどう生かしていくのか。楽しみです。

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星の魔術師