ラノベを舐めるな

先日、「少年漫画を舐めるな」と書きました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16818093077384865157)。

同記事では、自分は「鬼滅の刃」とか見てると、

「少年漫画なんて子供が読むものなんだから幼稚で低俗で浅くても別にいいんじゃないか?」

と思わなくもない、と書きました。

似たようなことを最近のラノベに対しても思うので、そんな自分を叱り飛ばすために、この記事を書きます。


さて、なかなか読めてないなりに最近の人気ラノベに対する印象を語ると、

・人気シリーズの続巻

・話のスケールが小さくまとまったもの

・いわゆる「ナーロッパ」風ファンタジーを一ひねりした程度のもの

・現代日本を舞台にしたラブコメ

などが多いように思います。

それら全体の共通点を挙げることは難しいですが、一つ言うなら、

・読者に新しい世界を見せてくれる作品がなかなかない

と、自分は感じます。


しかし例えば、「ソードアート・オンライン(SAO)」は、上に挙げたような最近の作品とは違います。

同作からは、

「VRやAIといった新しいテクノロジーをオープンな態度で受け入れよう!」

という主張が感じられて、とても先進的に感じました。

そういう新しい世界を、最近のラノベや、それに限らずフィクション全般から、なかなか見いだせないのです。


「ラノベなんて文字通りライトな(軽い)小説なんだから、似たり寄ったりでも娯楽性があればいいんじゃないか?」

と、思わなくもありません。

そう思ってしまう自分を、

「ラノベを舐めるな!」

と、叱り飛ばしたいです。

ラノベだって、読者に新しい世界を見せられる娯楽であれると信じたいからです。


今日は、ラノベについて思うところを少し熱く語りました。

また大沢を熱くしてくれるラノベが現われれば幸いです。

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