「俺はつまらない人間なんじゃないか?」

創作をしていると、そう思ってしまうことがあります。


自分は小説を創作する上で、面白い作品を書く努力はそれなりにしてきたつもりです。

例えば、

・思いついたアイディアをメモしたり

・ラノベの書きかたの教科書や映画の脚本術の教科書から学んだり

・プロットを作って人に見せたり

です。

そうして、三幕構成などの技術的な基本は、そこそこ身に付けてきたつもりです。


しかし、ラノベ新人賞受賞作になると、どうしてもキャラや物語への愛の強さといった、技術的な基本より先の要素か、あるいは逆に圧倒的なストーリーテリングの技術が求められるように感じています。

言い換えると、小手先の技術ではなく、作者の人間性の面白さそのものが問われているように感じるのです。


だから、新人賞で落ちている自分も、その人間性の面白さが足りないと評価されているように感じて、

「俺はつまらない人間なんじゃないか?」

と思ってしまうのです。


実際には、自分の小説も他人に見せて面白いと言ってもらえることがあり、また例えばこの雑記でも固定読者を得ています。

だから、自分もある程度は面白い人間なのだと信じています。

そんな風に、プラス要素へ目を向けることで、心折れずにいられると思っています。


少し愚痴っぽくもなりましたが、今日は自分自身へ駄目出ししてしまう気持ちと、それで折れそうな心の支えかたについて語りました。

同じ気持ちを抱えてしまうクリエイターのかたにとって、この記事が励みになれば幸いです。

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