みんな「シンギュラリティは近い」を読め
そう言いたくなるくらい、同書は自分にとって、人生観を変えた本です。
技術的特異点(または単に「シンギュラリティ」。テクノロジーの進化が速くなりすぎることで、世界が今とは別物になってしまう時代のことです)の概念を世に広めた実業家・レイ・カーツワイル氏の著書・「シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき」(自分が読んだのは「エッセンス版」です)を読んで自分は、
「シンギュラリティは人間にとって恐れたり避けたりするものではなく、むしろ人間性の拡張である」
という理解を持つことができました。
具体的には、シンギュラリティについて、
・人間とAIの境目がなくなり、新しい「人間」が世界の主役になる時代
・従来の硬くて形を変えられない機械ではなく、柔軟に形を変えられる機械が、新しい「人間」たちの身体となる時代
というイメージを持つことができました。
しかし、そのイメージが世の中に浸透しているかと言えば、そうではないように思われます。
世の中の大半の人たちは相変わらず、人間とAIを区別していて、自然な生物のままの「人間」と硬くて形を変えられない機械の文明が続くと思っているように、自分には思えます。
だから、シンギュラリティの概念に賛成でも反対でもいいから、上で述べたシンギュラリティについてのイメージを、もっと多くの人に共有してもらいたい。その前提の上で、賛成の人と同意しあったり、反対の人と議論したりしたい。自分はそう思っています。
今日は、愛読書を思い切って「布教」(カーツワイル氏はこの言いかたを嫌うと思いますが)してみました。
この記事をきっかけに、同書を読んでくださるかたが一人でも増えれば幸いです。
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