恐怖による支配は失敗する
少なくとも、長い目で見ればそうなると思います。
三十五年ちょっと人間をやってきて分かったのが、人間とは、
・「他者を支配したい」という欲求を持つと同時に、
・他者から支配されない自由も求める
という矛盾した生き物であるということです。
だから、人類の歴史の様々な場面で、人から人への恐怖による支配が登場し、そして失敗してきました。
例えば、
・毒親から支配されてきた子が親を手にかける
・ブラック企業でパワハラを受けてきた人が、怒られるほどに逆に仕事ができなくなったり、心を病んで働けなくなったり自ら人生を終わらせたりする
・独裁国家が崩壊する
など、例を挙げればきりがないと思います。
かく言う自分自身、他人から恐怖で支配されたこともあったし、逆に他人を恐怖で支配しようとしたこともあったかもしれません。
そこから反省して、人を恐怖で支配しようとする人からは距離を置いたり、自分自身、人を恐怖で支配することをやめたりすることを学習しました。
ならばどういう関係性がうまくいくのかと言うと、心地よい信頼に基づいた対等な関係だと思います。
それはきっと、個人同士や、個人と企業、個人と国家の関係など、人間が関わるあらゆる関係性に言えることです。
今日の記事は、人を支配しようとする人と、支配されている人の双方に向けた警鐘です。
人から人への恐怖による支配がなくなることを願っています。
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