いかに感情移入させるか

今日、「ゴジラ対ヘドラ」を見ました。

人間が白骨化するほどの有毒ガスを撒き散らし、ただ「いるだけ」で周囲の生物を死に至らしめる敵怪獣・ヘドラが恐ろしくて、子供の頃に見ていたらトラウマになったであろう映画です。


しかし、もう34歳の自分は、それを見ても割と平気でした。単純に歳を取ったことと、いろいろなフィクションを見てきたことで、「フィクションの出来事は作り物の他人事」と割り切れるようになってきているからかもしれません。


物語の受け手でいるだけならそれでもいいかもしれませんが、作り手としてはそれは由々しき問題だと思います。自分自身で物語を創っても、受け手に感情移入させるだけの感情的な描写を込められないかもしれないからです。

だから、次回作を書くときは、「いかに受け手に感情移入させるか」の部分を手抜きせず、真剣にやる必要があると思います。


もう52年前の映画ですが、「ゴジラ対ヘドラ」に携わってくださった皆様に感謝を捧げます。

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