外に連れ出してくれる人たち

自分も家にこもりがちで、一週間のうち外出と言えばごみ出しや就労支援の作業所への通所、それに近所のスーパーでの買い物くらいで終えることばかりです。

そのため、見えている世界が狭まって息が詰まりがちになるのですが、そんな自分にも、外に連れ出してくれる人たちがいます。


例えば去年には、作業所のメンバーたちと一緒に、自然を生かしたテーマパークに遊びに行きました。

また今年のお正月には、実家に帰省した際、亡くなった祖母の家に行くついでに父にドライブに連れて行ってもらいました。

それから、同じくお正月に、高校の頃からの友人たちに、ちょっと遠くの温泉に連れて行ってもらいました。

それらの体験では、地元の土地の雄大な海や山などを見ることができて、いい気分転換ができました。


普段自分は、自分が住んでいる市や県や、それに日本や世界を、パソコンやスマホのディスプレイの中や、あるいはラジオから聞こえてくる言葉などで認識しています。だからつい、世界というものが小さく思えてしまいます。

しかし、リアルで遠出すると、自分の外に広がる世界が小さな画像や言葉ではなく、いかに大きな実体を持った存在であるかが実感できて、世界を広く感じます。

だから、外に連れ出してくれる人たちの存在は貴重です。


そういう人たちの支えもあり、自分はメンタルをもたせています。

自分を連れ出してくれる人たちに、感謝を捧げます。

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